長野県辰野町「空き家バンク」担当職員の不正行為が発覚しました
はじめに
こんにちは。辰巳地所の高場です。
高齢化社会の進展に伴う相続や空き家等の問題に対応するため、国は、空家等対策の推進に関する特別措置法の制定や相続登記の義務化、所有不動産記録証明制度など、不動産に関する法整備を進めています。
長野県辰野町「空き家バンク」担当職員の不正行為概要

そのような中、長野県辰野町の「空き家バンク」を担当する職員が、空き家を不正に売買して利益を得ようとしていたことが判明し、11月26日午後、辰野町の武居保男町長が記者会見を行いました。
不正行為を行っていたのは、今年3月までまちづくり政策課で空き家バンクを担当していた40代の男性係長です。(現在は自宅謹慎中。)
辰野町の発表によると、係長は2024年6月、所有者から戸建を同バンクに登録するよう申請を受けましたが、登録をしなかったうえ、「200万円でも売れない。100万円に下げないと売れない」などと嘘をつき売却価格を下げさせた上で、今年3月、自ら150万円で購入していました。
その9日後に、仕事で知り合った県外の会社に月額5万円で賃貸し、5年後に580万円で売却する契約を締結していたとのことです。
今年8月、「辰野町の空き家バンクの登録が減り、箕輪町の不動産業者が辰野町の物件を取り扱う件数が増えた」と外部から町に指摘があり、調査する中で今回の不正が発覚しました。
空き家バンク
空き家バンクは、空き家を「売りたい・貸したい」と希望する所有者に物件を登録してもらい、「買いたい・借りたい」と希望する人に紹介する制度で、辰野町では移住・定住応援サイト「たつの暮らし」を運営しています。






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