住宅ローン控除5年間延長へ
住宅ローン控除5年間延長へ
こんにちは。辰巳地所の高場です。
各種報道によると、政府は住宅ローン控除を5年間延長する方針だそうです。
住宅ローン控除(住宅借入金等特別控除)は、住宅ローンを組んで一定の住宅を新築、購入、増改築した場合に、年末ローン残高の0.7%を所得税(一部、翌年の住民税)から、10年間または13年間控除する制度です。
現行の住宅ローン控除は、2025年12月31日までに入居した方が対象となるため、2025年で終了予定でした。
令和8年度の税制改正については、与党税制調査会が税制改正要望等を審議し、2025年12月中に「令和8年度税制改正の大綱」として、閣議決定・公表される予定です。
現在判明している変更点
現在判明している変更点は下記のとおりです。
住宅の床面積の緩和
単身や夫婦のみの世帯が増えていることをふまえ、減税が使える住居の広さを今までの原則50㎡以上→40㎡以上に緩和されます。
面積は「登記簿面積」です。区分マンションの販売図面は一般的に「壁芯面積」で記載しているので、ご注意ください。
土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)の適用除外
土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)内の物件は、住宅ローン控除の適用から除外されます。
「土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)」は、「土砂災害警戒区域(イエローゾーン)」のうち、急傾斜地の崩壊等が発生した場合に、建築物に損壊が生じ住民等の生命又は身体に著しい危害が生ずるおそれがあると認められる区域で、特定の開発行為に対する許可制、建築物の構造規制等が行われます(建築物の構造規制:建築基準法施行令第80条の3)。
例として、建築物の外壁等を鉄筋コンクリート造とする、鉄筋コンクリート造の門又は塀(防護壁)を設ける等の対応が必要となります。
市原市内の土砂災害特別警戒区域
千葉県公式ホームページによると、2025年10月7日現在、市原市では1024箇所が土砂災害特別警戒区域に指定されています。





![全宅住宅ローン取扱中 全宅住宅ローン[フラット35][フラット50]取扱中](https://www.ttm-est.com/wp-content/uploads/2025/12/img1-02-210x300.jpg)