安心できるリフォーム会社の探し方

はじめに

こんにちは。辰巳地所の高場です。

近年、不動産会社が中古戸建や中古マンションを買い取り、リノベーション・リフォームを行い、再販売している物件を目にすることが増えてきました。

一方で、リフォームのされていない物件を購入し自身の希望するプランでリフォームを行いたいと希望する方、長年住んだ自宅のリフォームをお考えになっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

リフォームを検討するにあたり悩ましいのが、安心できるリフォーム会社の探し方です。

悪質な業者による杜撰な工事、不当に高額なリフォーム代金の請求、工事完了後の不具合の補修に対応しない等のリフォームのトラブル事例が報告されています。

この点について、国土交通省では、「住宅リフォーム事業者団体登録制度」を設けています。

一定の要件を満たす住宅リフォーム事業者団体を国が登録・公表することにより、消費者が安心できるリフォーム会社を選ぶ手助けをしています。

登録団体に所属しているリフォーム事業者は、一般社団法人住宅リフォーム推進協議会のホームページより検索することができます。

リフォームを検討されている方は、一般社団法人住宅リフォーム推進協議会のホームページをご覧ください。

住宅リフォーム事業者団体登録制度の概要

住宅リフォーム事業者団体登録制度は、「住宅リフォーム事業の健全な発達及び消費者が安心してリフォームを行うことができる環境の整備を図る」ため、国土交通省の告示により創設されました。

告示公布・施行：2014年9月1日・一部改正：2020年12月23日

一定の要件を満たす住宅リフォーム事業者団体のみが登録をすることができ、登録された団体は所属しているリフォーム事業者に対して研修・指導・助言等を行い、消費者からのトラブル等の相談窓口となります。

登録団体に所属しているリフォーム事業者を選ぶメリット

・所属リフォーム事業者は、登録団体の実施するコンプライアンス研修や技術講習等の研修を受けています。

・登録団体は、相談窓口を設けて、所属するリフォーム事業者の行ったリフォーム等に関する消費者からの相談に対応し、リフォ―ム事業者に対して必要な指導等を行います。

・所属リフォーム事業者は、リフォーム工事を請け負う際に、請負契約書及び内訳を明確に記載した見積書を交付します。

・所属リフォーム事業者は、契約時に必要な書面を交付し、各団体毎に定めている一定額以上の工事では瑕疵（かし）保険に加入します。

※注文者があらかじめ書面で不要の意思表示をしている場合を除く