auじぶん銀行が住宅ローン基準金利を3.741%へ引き上げ|2026年10月改定と返済への影響を解説
auじぶん銀行は2026年9月18日、住宅ローンの変動金利について、2026年10月1日から基準金利を引き上げることを発表しました。
全期間引下げプランの変動金利は、現在の年3.141%から年3.741%へ変更されます。引き上げ幅は0.600%です。
| 改定前 | 2026年10月1日以降 | 改定幅 | |
|---|---|---|---|
| 基準金利 | 年3.141% | 年3.741% | +0.600% |
「3.741%」という数字だけを見ると、「これから住宅ローンを借りると3%台後半の金利になるのか」「すでに借りている住宅ローンの返済額が10月から一気に増えるのでは」と心配になる方もいるでしょう。
ただ、今回公表されたのは実際の借入金利を決める土台となる基準金利です。
新しく住宅ローンを借りる方と、すでにauじぶん銀行を利用している方では確認するポイントも異なります。まずは、「基準金利が上がる」というニュースが自分の住宅ローンにどのようにつながるのかを見ていきましょう。
- auじぶん銀行が2026年10月から基準金利を3.741%へ引き上げ
- 「基準金利3.741%」がそのまま住宅ローン金利になるわけではない
- 背景には2026年6月・9月の日銀利上げ
- これから借りる方は「申込日」ではなく「融資実行日」の金利を確認
- すでにauじぶん銀行で借りている人はいつ金利が変わる?
- auじぶん銀行の「5年ルール」「125%ルール」とは
- 返済額が変わらなくても利息の割合は増えることがある
- すでに借りている方が確認しておきたいこと
- 金利上昇を見て固定金利や借り換えに変更すべき?
- 千葉市・市原市でこれから住宅を購入する方が確認したいこと
- まとめ|3.741%という数字だけで判断しない
- 辰巳地所のご紹介
- ご相談はこちら
auじぶん銀行が2026年10月から基準金利を3.741%へ引き上げ
今回改定されるのは、auじぶん銀行の全期間引下げプランにおける変動金利の基準金利です。
2026年4月1日に年2.841%から年3.141%へ引き上げられていましたが、10月1日からはさらに年3.741%となります。auじぶん銀行の金利一覧でも、2026年4月1日の基準金利が年3.141%であることを確認できます。
今回は0.600%という比較的大きな改定となりました。
とはいえ、「基準金利が0.600%上がる」という事実と、「新しく住宅ローンを借りる人の金利が必ず0.600%上がる」という話は分けて考える必要があります。
「基準金利3.741%」がそのまま住宅ローン金利になるわけではない
auじぶん銀行の住宅ローンでは、基準金利から所定の引下幅を差し引くことで、実際の借入金利が決まります。
基本的な関係は、
基準金利 − 引下幅 = 借入金利
です。
たとえば、2026年9月の全期間引下げプランでは、物件価格の80%以下を借り入れる場合、基準金利は年3.141%、金利引下幅は年2.007%で、年1.134%という金利が掲載されています。
つまり、基準金利が年3.141%だからといって、実際に年3.141%で借りるわけではありません。
今回も同じです。
10月1日から基準金利は年3.741%になりますが、これから新しく借りる方の実際の金利については、10月の金利条件や引下幅をあわせて確認する必要があります。
9月の年1.134%に今回の0.600%を単純に足して、「10月は年1.734%になる」と判断するのは避けたほうがよいでしょう。
住宅ローンでは、ニュースに出てくる基準金利だけではなく、自分に適用される最終的な借入金利を見ることが大切です。
背景には2026年6月・9月の日銀利上げ
今回の金利改定を考えるうえで外せないのが、日本銀行の金融政策です。
日本銀行は2026年6月16日の金融政策決定会合で、政策金利にあたる無担保コールレート・オーバーナイト物の誘導目標を、それまでの0.75%程度から1.0%程度へ引き上げました。
さらに9月18日には、1.0%程度から1.25%程度への利上げを決定しています。6月から約3か月で再び利上げが行われた形です。
auじぶん銀行の今回の0.600%の基準金利引き上げについては、6月と9月の日銀の利上げを反映したものと報じられています。
ただし、日銀の政策金利と住宅ローンの基準金利は同じものではありません。
「日銀が0.25%利上げしたから、すべての住宅ローンも0.25%上がる」といった単純な関係ではなく、基準金利の決め方や改定時期は金融機関によって異なります。
これまでにも、三菱UFJ銀行や三井住友銀行、PayPay銀行などで変動金利の基準となる金利が見直されていますが、改定幅や反映方法は同じではありません。
これから借りる方は「申込日」ではなく「融資実行日」の金利を確認
これから住宅を購入する方にとって、今回特に注意しておきたいのがいつの金利が適用されるのかという点です。
auじぶん銀行では、申込時の金利ではなく、実際に住宅ローンを借り入れる日の金利が適用されます。
住宅購入では、物件を決めて住宅ローンの事前審査を申し込んだ日に融資を受けるわけではありません。
売買契約を結び、本審査を経て、金融機関との契約を行い、物件の決済・引渡し日に融資が実行されるのが一般的な流れです。
たとえば、9月中に住宅ローンの審査を進めていても、物件の引渡しが10月や11月になれば、その融資実行時点の金利が適用されます。
「事前審査を申し込んだときはこの金利だったから、この返済額で確定している」と考えず、引渡しが近づいた段階で改めて返済額を確認しておくと安心です。
すでにauじぶん銀行で借りている人はいつ金利が変わる?
すでにauじぶん銀行の変動金利を利用している方の場合、「10月1日に基準金利が上がるなら、10月の住宅ローン返済から増えるのでは」と感じるかもしれません。
auじぶん銀行では、変動金利の借入金利を年2回、4月1日と10月1日の基準日に見直します。
10月1日に決まった新しい借入金利は、同年12月の約定返済日の翌日から適用されます。返済額への反映時期は翌年1月の返済分からです。
ただし、ここでも「1月から毎月の返済額が必ず増える」とは限りません。
auじぶん銀行の変動金利・元利均等返済には、「5年ルール」と「125%ルール」があるためです。
なお、既存利用者の引下幅は借入時期などによって異なります。自分に適用される金利は住宅ローンマイページで確認するのが確実です。
auじぶん銀行の「5年ルール」「125%ルール」とは
変動金利では金利が変わるたびに毎月の返済額まで変動すると思われがちですが、auじぶん銀行で元利均等返済を利用している場合には、返済額の変化を緩やかにする仕組みがあります。
一つが「5年ルール」です。
借り入れ後、5回目の10月1日を基準とした見直しまで毎月の返済額を一定とし、その後も5年ごとに返済額を見直します。
もう一つが「125%ルール」です。
金利が上昇し、5年ごとの見直しで返済額が増える場合でも、新しい毎月返済額は、それまでの返済額の125%を超えない仕組みになっています。
ただし、「125%ルールがあるから住宅ローン金利は25%までしか上がらない」という意味ではありません。
上限が設けられているのは返済額を見直す際の増加幅です。金利そのものの上昇幅を制限する仕組みではない点には注意しましょう。
また、元金均等返済を利用している場合は、金利見直しの都度、返済額も変わります。5年ルール・125%ルールをすべての契約に当てはめることはできません。
返済額が変わらなくても利息の割合は増えることがある
5年ルールがあると、「当面の毎月返済額が変わらないなら、今回の金利引き上げはあまり関係ない」と感じるかもしれません。
ここは少し注意が必要です。
元利均等返済では、毎月支払う金額が同じでも、その中には「元金」と「利息」が含まれています。
借入金利が上昇すると、返済額が据え置かれている間でも、毎月返済額のうち利息に充てられる割合が増え、元金に充てられる割合が減ることがあります。auじぶん銀行も、返済額が一定の場合でも元金と利息の割合は変わると説明しています。
毎月の口座引き落とし額だけを見れば何も変わっていなくても、ローン残高の減り方は以前と同じとは限りません。
今回のような金利改定では、「今月いくら支払うか」と同時に、「現在の適用金利はいくらか」「残高がどのように減っているか」にも目を向けておきたいところです。
すでに借りている方が確認しておきたいこと
auじぶん銀行ですでに変動金利を利用している場合、まず確認したいのは自分の現在の借入金利と引下幅です。
借入時期や契約内容によって引下幅は異なるため、ニュースに出ている3.741%から、自分の金利を一律に判断することはできません。
あわせて、返済方法が元利均等返済なのか元金均等返済なのか、次回の返済額見直し時期がいつなのかも確認しておくと、今回の改定が家計に反映される流れが見えやすくなります。
住宅ローン残高がまだ大きく、返済期間も長く残っている方ほど、金利変動の影響は長期にわたります。
反対に、残高や残存期間によっては影響の程度も変わります。まず自分の契約内容を確認してから考えるほうが、金利ニュースに振り回されにくくなります。
金利上昇を見て固定金利や借り換えに変更すべき?
変動金利が上がるニュースが続くと、「固定金利に変更したほうがよいのでは」「別の銀行へ借り換えたほうがよいのでは」と考える方もいるでしょう。
ただし、どちらが適しているかは一律には決められません。
固定金利に変更すれば一定期間の金利変動を避けられる一方、変更時点の固定金利水準を確認する必要があります。
借り換えの場合には、新しい住宅ローンの金利だけではなく、事務手数料や登記費用なども含めて比較しなければなりません。
現在のローン残高、残りの返済期間、家計の余裕、今後予定している教育費などの支出によっても考え方は変わります。
「変動金利が上がったからすぐ固定へ」「今の金利が低いから変動のままでよい」と決めるのではなく、金利がさらに動いた場合でも無理なく返済を続けられるかという視点で検討したいところです。
千葉市・市原市でこれから住宅を購入する方が確認したいこと
これから千葉市や市原市などで住宅を購入する場合、今回の改定で特に意識しておきたいのは売買契約時と融資実行時の時間差です。
たとえば9月に新築戸建の売買契約を結び、その時点で住宅ローンの事前審査を済ませていても、建物の完成や手続きの都合で引渡しが10月や11月になることがあります。
auじぶん銀行では実際の借入日の金利が適用されるため、事前審査をした時点の返済シミュレーションだけで資金計画を確定させないほうが安心です。
引渡しが近づいたら、その時点の金利で改めて毎月返済額を確認してみましょう。
また、住宅購入では住宅ローンだけでなく、仲介手数料、登記費用、金融機関の事務手数料、火災保険料など、購入時にさまざまな費用がかかります。
金利が動いている時期だからこそ、ローン金利だけを追いかけるのではなく、住宅購入全体でいくら必要になるのかを見ておくことが大切です。
まとめ|3.741%という数字だけで判断しない
auじぶん銀行は2026年10月1日から、全期間引下げプランの変動金利における基準金利を、年3.141%から年3.741%へ引き上げます。改定幅は0.600%です。
ただし、年3.741%がそのまますべての利用者に適用される住宅ローン金利というわけではありません。
これから借りる方は、融資実行日の実際の適用金利を確認する必要があります。
すでに借りている方は、自分の引下幅と新しい借入金利がいつ適用されるのか、さらに元利均等返済であれば5年ルール・125%ルールによって返済額がいつ見直されるのかを確認してみてください。
毎月の返済額がすぐに変わらなくても、元金と利息の内訳が変化する場合があります。
ニュースの「3.741%」「0.600%引き上げ」という数字だけで慌てるのではなく、自分の住宅ローンにいつ、どの金利が適用されるのかを見ることが、今回の改定を考える第一歩になります。
辰巳地所のご紹介

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住宅ローンについても、住宅ローンアドバイザー・FPの視点から、借入額や返済期間、金利だけでなく、購入時の諸費用や住宅取得後の家計まで含めて一緒に考えます。
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