2025年首都圏不動産市場のまとめ
はじめに
2026年1月、公益財団法人東日本不動産流通機構から「首都圏不動産流通市場の動向(2025年)」が発表されました。
2025年の首都圏(一都三県)の不動産流通市場は、中古マンションの価格高騰が続く一方で、中古戸建住宅の価格に5年ぶりの動きが見られるなど、大きな転換期を迎えています。
最新の統計データを基に、現在の市場動向をわかりやすく解説します。
「首都圏不動産流通市場の動向(2025年)」は、公益財団法人東日本不動産流通機構の公式HP内「レインズデータライブラリー」で公開されています。
公益財団法人東日本不動産流通機構HP
中古マンション:価格・単価ともに13年連続の上昇
中古マンション市場は、依然として価格の上昇傾向が続いています。
・【価格と単価の動向】成約物件の平均価格は5,200万円(前年比6.3%上昇)、1㎡あたりの単価は82.98万円(同7.9%上昇)となり、いずれも13年連続で上昇しました 。
・【億越えマンションの一般化】特に東京23区の価格上昇が顕著で、1億円を超える物件の成約件数や割合が拡大し、首都圏全体の成約数の1割以上を占めるまでになっています 。
・【成約件数の大幅増】成約件数は49,114件(前年比31.9%増)と3年連続で前年を上回り、取引自体は非常に活発です 。
中古戸建住宅:成約件数は増えたが、価格は5年ぶりに下落
一戸建て市場にはマンションとは異なる動きが出ています。
・【価格の反転】首都圏平均の成約価格は3,917万円(前年比0.8%下落)となり、5年ぶりに前年を下回りました 。
・【エリアによる差】東京都区部や多摩地域では価格上昇が続いているものの、埼玉県や千葉県、神奈川県の一部地域で価格が下落に転じています 。
・【取引は活発】成約件数は21,632件(前年比52.5%増)と、2年連続で大幅に増加しています 。
新築戸建住宅:成約件数が激増
新築戸建住宅は、取引件数が激増し、価格も上昇傾向にあります。
・【成約件数】16,197件(前年比242.8%増)と、2年ぶりに前年を上回り、大幅な増加を記録しました 。
・【成約価格】首都圏平均で4,532万円(前年比4.1%上昇)となり、2年連続で上昇しています 。
・【物件の特徴】土地面積は115.44㎡(2.0%縮小)と2年連続で減少した一方、建物面積は98.61㎡(0.3%拡大)と2年ぶりに増加しました 。
土地(100〜200㎡):価格・単価ともに5年連続の上昇
土地市場も取引が非常に活発で、価格・単価ともに5年連続の上昇となっています。
・【成約件数】 9,696件(前年比82.3%増)と、2年連続で前年を上回りました 。すべての都県・地域で前年を上回っています。
・【成約価格・単価】 平均価格は3,970万円(4.6%上昇)、1㎡あたりの単価は27.73万円(5.0%上昇)で、ともに5年連続の上昇です 。
・【新規登録の動き】 売り出された物件(新規登録)の単価(29.61万円)と価格(4,159万円)は、ともに2年連続で前年を下回っています 。
その他の市場トピックス
中古マンションの平均築年数は26.58年、中古戸建は24.37年となっており、市場で取引される物件の経年化(高年齢化)が着実に進んでいます 。
まとめ:これからの住まい探し
現在の首都圏市場は、「値上がりが続くマンション」と、「エリアによって価格が落ち着き始めた戸建」という対照的な構図になっています。
特にマンションについては、新規に売り出される物件(新規登録物件)の価格が5,557万円(前年比25.7%上昇)とさらに強気な設定になっており 、今後も価格の高止まり、あるいはさらなる上昇を注視する必要があります。
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