クラブツーリズム
Contents
  1. はじめに|子どもが一人で行動する前に、親子で防犯を確認しよう
  2. 「いかのおすし」とは?危険から逃げるための基本行動
  3. 「ひまわり」で通学路や公園の危ない場所に気づく
  4. 「はちみつじまん」で不審者を見た目ではなく行動で見る
  5. 家庭でできる防犯の練習
  6. 場面別に確認したい子どもの防犯ポイント
  7. 住まい選びで確認したい子どもの安全
  8. 地域で子どもを見守る「プラス防犯」の考え方
  9. まとめ|防犯の合言葉は、親子で繰り返し練習してこそ役立つ
  10. 参考情報
  11. 辰巳地所のご紹介
  12. お問い合わせ
くらしのマーケット

はじめに|子どもが一人で行動する前に、親子で防犯を確認しよう

小学校への入学や進級をきっかけに、子どもの行動範囲は少しずつ広がっていきます。

登下校、放課後の遊び、習い事、友達の家への行き帰り、商業施設での買い物。

親がいつも隣にいられれば安心ですが、実際には子どもだけで歩く時間や、少し目が離れる場面も出てきます。

そんなときに大切なのが、子ども自身が「危ないかもしれない」と気づき、逃げたり、大人に知らせたりできるようにしておくことです。

そのための防犯の合言葉として、よく知られているのが「いかのおすし」です。

さらに、千葉県警察では「ひまわり」「はちみつじまん」といった合言葉も活用しながら、子どもの防犯意識を高めることを呼びかけています。

ただし、防犯の合言葉は、暗記するだけでは十分ではありません。

実際の通学路、公園、エレベーター、駐車場、商業施設など、子どもが日常的に通る場所に置き換えて、親子で繰り返し確認することが大切です。

この記事では、「いかのおすし」「ひまわり」「はちみつじまん」の意味を整理しながら、家庭でできる防犯の練習、通学路や住まい選びで確認したいポイントを解説します。

「いかのおすし」とは?危険から逃げるための基本行動

「いかのおすし」は、子どもが不審者から身を守るための基本行動を覚えやすくした防犯の合言葉です。

小さな子どもでも覚えやすい言葉ですが、実際に役立てるには、ひとつひとつの意味を親子で確認しておく必要があります。

いか|知らない人についていかない

「いか」は、知らない人についていかない、という意味です。

子どもにとって難しいのは、危ない人が必ずしも怖そうな見た目をしているとは限らないことです。

やさしそうに話しかけてくる人、困っているふりをする人、家族の知り合いを装う人もいます。

たとえば、

「犬を一緒に探してくれない?」

「お母さんがけがをしたから、車で連れて行ってあげる」

「お菓子をあげるから、こっちにおいで」

このような声かけがあっても、子どもだけでついていかないことを伝えておきましょう。

「知らない人にはついていかない」だけでなく、「知っている人の名前を出されても、家族に確認するまでついていかない」と話しておくと、より実践的です。

の|知らない人の車にのらない

「の」は、知らない人の車にのらない、という意味です。

車から声をかけられると、子どもはとっさに判断しにくいことがあります。

「駅まで送ってあげる」

「お母さんが呼んでいるよ」

「道を教えてくれる?」

このような言葉でも、車には近づかない、乗らないことを教えておきましょう。

車に乗ってしまうと、すぐにその場から離れられてしまいます。

子どもには、車から話しかけられたら距離を取り、大人がいる方向へ逃げることを伝えておくと安心です。

駐車場や路上では、車の近くで遊ばないことも大切です。

お|大きな声を出す

「お」は、大きな声を出す、という意味です。

ただ、いざというときに大きな声を出すのは、大人でも簡単ではありません。

子どもは驚くと、固まってしまうことがあります。

そのため、普段から声に出す練習をしておきましょう。

「いやです」

「だめです」

「いきません」

「助けてください」

このように、短く、はっきりした言葉を決めておくと、子どもも覚えやすくなります。

家庭内で一度だけ言うのではなく、登校前や休日の散歩中などに、無理のない範囲で繰り返し確認しておくことが大切です。

す|すぐ逃げる

「す」は、すぐ逃げる、という意味です。

危ないと感じたとき、相手に説明したり、相手が本当に悪い人かどうか考えたりする必要はありません。

「あれ?」と思ったら、その場を離れてよいのです。

逃げる方向も大切です。

人通りのある道、近くのお店、子供110番の家、交番、学校、友達の家など、子どもが助けを求められる場所を親子で確認しておきましょう。

通学路を一緒に歩きながら、「ここで怖いことがあったら、どこに逃げる?」と話しておくと、子どもも実際の場面をイメージしやすくなります。

し|大人に知らせる

「し」は、大人に知らせる、という意味です。

怖い思いをしたとき、子どもは「怒られるかもしれない」「うまく説明できない」と感じて、言い出せないことがあります。

日ごろから、どんな小さなことでも話していいと伝えておきましょう。

「知らない人に声をかけられた」

「後をつけられた気がした」

「写真を撮られそうになった」

「友達が怖い思いをしていた」

こうしたことがあったら、家族、先生、近くの大人、警察に知らせることが大切です。

防犯は、子どもだけで抱えるものではありません。

子どもが話しやすい雰囲気を作ることも、家庭でできる大切な防犯対策です。

「ひまわり」で通学路や公園の危ない場所に気づく

「ひまわり」は、子どもが危ない場所や行動に気づくための合言葉です。

「いかのおすし」が不審者に声をかけられたときの行動だとすれば、「ひまわり」は日ごろの行動範囲を安全に歩くための考え方に近いものです。

ひ|ひとりだけにならない

「ひ」は、ひとりだけにならない、という意味です。

登下校や公園、商業施設などでは、できるだけ一人にならないようにすることが大切です。

もちろん、すべての時間を誰かと一緒に過ごすことは難しいかもしれません。

だからこそ、一人になりやすい場所や時間帯を親子で確認しておきます。

通学路の中で人通りが少ない区間、見通しの悪い道、空き地の横、公園の裏側、駐車場の近くなどは、一度一緒に歩いて見ておきましょう。

ま|まわりをよく見る

「ま」は、まわりをよく見る、という意味です。

歩きながらスマートフォンやゲームに集中していると、周囲の変化に気づきにくくなります。

子どもには、歩くときは前だけでなく、まわりの様子も見ることを伝えておきましょう。

後ろから同じ人がついてきていないか。

いつもと違う車が止まっていないか。

暗い場所や人が少ない場所に入ろうとしていないか。

怖がらせる必要はありませんが、「まわりを見ることは、自分を守る力になる」と伝えるとよいでしょう。

わ|わき道にそれない

「わ」は、わき道にそれない、という意味です。

通学路や約束した道から外れると、保護者や学校が子どもの居場所を把握しにくくなります。

近道に見える細い道、建物の裏側、駐車場を横切る道、人気の少ない抜け道などは注意が必要です。

子どもには、決められた道を通ること、寄り道をするときは家族に伝えることを話しておきましょう。

住まい探しの際にも、学校までの距離だけでなく、実際に子どもが通る道の安全性を確認することが大切です。

り|利用しよう防犯ブザー

「り」は、利用しよう防犯ブザー、という意味です。

防犯ブザーは、持っているだけでは十分ではありません。

すぐ手が届く場所に付けること、鳴らし方を知っていること、音が出るか定期的に確認することが大切です。

ランドセルの奥に入っていると、いざというときに使えません。

また、電池切れや故障で鳴らないこともあります。

月に一度など、家庭で確認するタイミングを決めておくとよいでしょう。

「はちみつじまん」で不審者を見た目ではなく行動で見る

「はちみつじまん」は、不審者を見た目で決めつけず、行動で違和感に気づくための合言葉です。

不審者というと、帽子やマスク、サングラスなど、いかにも怪しい見た目を想像するかもしれません。

しかし、実際にはやさしそうに見える人や、困っているように見える人が声をかけてくることもあります。

大切なのは、見た目ではなく行動を見ることです。

は|話しかけてくる人

「は」は、話しかけてくる人です。

道を聞く、名前を聞く、学校名を聞く、写真を撮ろうとするなど、子どもに近づくための声かけにはさまざまなものがあります。

子どもには、大人が困っているように見えても、子どもだけで助けに行かなくてよいと伝えておきましょう。

「近くの大人に聞いてください」と言って離れる。

答えずにその場を離れる。

このような行動を練習しておくと安心です。

ち|近づいてくる人

「ち」は、近づいてくる人です。

話しかけながら距離を詰めてくる人、車から降りて近づいてくる人、後ろから急に近づいてくる人には注意が必要です。

子どもには、「少しでも怖いと思ったら、相手との距離を取る」と教えておきましょう。

近づかれてから逃げるより、早めに距離を取るほうが安全につながります。

み|見つめてくる人

「み」は、見つめてくる人です。

じっと見つめてくる、同じ場所で何度も見てくる、スマートフォンを向けてくるなどの行動に、子どもが違和感を持つことがあります。

子どもが「なんとなく変だな」と感じたら、その感覚を否定しないことが大切です。

「気のせいでしょ」と流さず、どういう状況だったのか聞いてあげましょう。

つ|ついてくる人

「つ」は、ついてくる人です。

同じ方向へ何度もついてくる、道を変えても後ろにいる、店の中や公園でも近くにいる。

こうした場合は、すぐに人がいる場所へ移動し、大人に知らせるよう教えておきましょう。

通学路では、途中で逃げ込める場所を親子で確認しておくと、子どもも行動しやすくなります。

じま|じっと待っている人

「じま」は、じっと待っている人です。

学校の近く、公園の出入口、駐車場、マンションのエントランス、エレベーター前などで、目的が分からないまま長く待っている人には注意します。

もちろん、そこにいるすべての人が危ないわけではありません。

ただ、子どもが違和感を覚えたときは、近づかず、大人に知らせることが大切です。

ん|ん?と感じたら注意する

「ん」は、ん?と感じたら注意する、という意味です。

子どもの「なんか変」「少し怖い」という感覚は、防犯の大切なサインです。

大人から見ると何でもないように見えても、子どもが不安を感じたなら、まずは話を聞いてあげましょう。

防犯は、疑い続けるためのものではありません。

違和感に気づき、必要なときに離れ、大人に伝える力を育てることが目的です。

家庭でできる防犯の練習

防犯の合言葉は、知っているだけではなく、使えるようにしておくことが大切です。

家庭でできる練習は、特別なものではありません。

普段の会話の中で、少しずつ確認していきましょう。

「知らない人」だけでなく、知っている人を装うケースも話す

子どもに「知らない人についていかない」と教えることは大切です。

ただ、それだけでは足りないこともあります。

相手が「お母さんの知り合いだよ」と言う場合もあります。

「先生に頼まれた」

「家族がけがをした」

「お父さんが呼んでいる」

このように、知っている人を装うケースもあります。

家庭では、合言葉を決めておくのも一つの方法です。

家族以外の人が迎えに来る場合は、事前に誰が来るのかを伝える。

急な予定変更があっても、子どもだけで判断しない。

このように、家庭内のルールを決めておくと安心です。

防犯ブザーは鳴らす練習と電池確認までセット

防犯ブザーは、いざというときにすぐ使える場所に付けておきましょう。

ランドセルの横、肩ベルト、習い事用のバッグなど、子どもが手を伸ばしやすい場所が基本です。

ただし、子どもによっては音の大きさに驚いて、使うのをためらうことがあります。

家の中や安全な場所で、実際に鳴らす練習をしておきましょう。

電池が切れていないか、音が小さくなっていないかも定期的に確認します。

防犯ブザーは「持たせたから安心」ではなく、「使える状態にしておく」ことが大切です。

断る言葉を親子で声に出して練習する

声をかけられたときに、あいまいな返事をしてしまう子どももいます。

優しい性格の子ほど、相手を傷つけないように答えようとしてしまうことがあります。

防犯の場面では、はっきり断ってよいと教えておきましょう。

「いやです」

「行きません」

「乗りません」

「助けてください」

短い言葉を声に出して練習しておくと、いざというときに行動しやすくなります。

恥ずかしがる場合は、親が先に言って見せると、子どもも真似しやすくなります。

困ったときに逃げ込める場所を確認する

子どもが困ったとき、どこへ逃げればよいかを確認しておきましょう。

子供110番の家、交番、学校、コンビニ、スーパー、友達の家、地域の公共施設など、通学路やよく遊ぶ場所にある避難先を親子で見ておくと安心です。

「ここなら助けを求めていい」

「このお店なら店員さんに声をかけていい」

「この道で怖いことがあったら、ここに逃げよう」

具体的に確認しておくことで、子どもが迷いにくくなります。

場面別に確認したい子どもの防犯ポイント

子どもの防犯は、場面ごとに考えると分かりやすくなります。

通学路、公園、商業施設、エレベーター、駐車場、自宅の玄関など、子どもが日常的に使う場所を親子で確認してみましょう。

通学路では一人になる区間を確認する

通学路では、子どもが一人になりやすい区間を確認します。

登校時は友達と一緒でも、下校時は学年や習い事の予定によって一人になることがあります。

人通りの少ない道、空き地の横、見通しの悪い曲がり角、駐車場の近く、暗くなりやすい場所などを見ておきましょう。

文部科学省の登下校防犯プランでも、通学路の「見守りの空白地帯」を把握する考え方が示されています。

家庭でも、通学路を実際に歩きながら、子どもの目線で危ない場所がないか確認することが大切です。

公園では見通しの悪い場所やトイレに注意する

公園は子どもにとって大切な遊び場です。

ただ、公園の中には、樹木の陰、建物の裏、トイレ、駐車場付近など、見通しが悪い場所もあります。

公園で遊ぶときは、一人でトイレへ行かないこと、人気のない場所へ入らないこと、暗くなる前に帰ることを話しておきましょう。

住まい選びでは、公園が近いことは魅力になります。

一方で、近さだけではなく、見通し、管理状態、周囲の人通り、夜間の明るさも見ておくと安心です。

商業施設では迷子になったときのルールを決める

商業施設では、人が多く、親子がはぐれてしまうことがあります。

買い物中に迷子になったときのルールを決めておきましょう。

たとえば、勝手に外へ出ない。

駐車場へ行かない。

店員さんやインフォメーションカウンターに助けを求める。

家族で待ち合わせ場所を決めておく。

こうしたルールを、出かける前に一言確認しておくだけでも違います。

トイレに行くときも、子どもだけで行かせるかどうかは、年齢や施設の状況に応じて慎重に判断しましょう。

エレベーター・階段・駐車場では二人きりや死角に注意する

マンション、商業施設、駅、立体駐車場などでは、エレベーターや階段を使う場面があります。

エレベーターで知らない人と二人きりになりそうなときは、無理に乗らず、次を待つよう教えておくと安心です。

乗ってから不安を感じた場合は、近くの階で降りるという選択もあります。

階段の踊り場、駐輪場、駐車場、建物の裏側などは、死角になりやすい場所です。

子どもには、そうした場所で遊ばないこと、用がないのに近づかないことを伝えておきましょう。

自宅の玄関でも油断しない

防犯というと外出先を思い浮かべがちですが、自宅の玄関も大切です。

帰宅時に鍵を開ける前に、周囲を一度見る。

家族が家にいなくても、「ただいま」と声を出して入る。

知らない人が来ても、子どもだけでドアを開けない。

留守番中は電話やインターホンの対応ルールを決めておく。

こうした小さな習慣が、子どもの安全につながります。

戸建でもマンションでも、玄関まわりに死角がないか、夜間に暗すぎないか、インターホンの位置や照明は使いやすいかを確認しておきましょう。

住まい選びで確認したい子どもの安全

子育て世帯の住まい探しでは、間取り、価格、駅までの距離、学校までの距離が大切です。

それに加えて、子どもの安全という視点も持っておくと、住み始めてからの安心感が変わります。

通学路の明るさ・人通り・見通しを見る

学校までの距離が短くても、通学路の状況によって安心感は変わります。

歩道があるか。

交通量が多すぎないか。

見通しの悪い場所がないか。

人通りがあるか。

夕方に暗くなりやすい場所がないか。

できれば、平日の登下校時間帯に近い時間で歩いてみると、普段の雰囲気が分かりやすくなります。

地図上の距離だけでは分からないことが、現地では見えてきます。

公園や遊び場は近さだけでなく見通しも確認する

家の近くに公園があると、子育て世帯には便利です。

ただ、公園は近ければよいというものでもありません。

見通しがよいか。

トイレや樹木の陰が死角になっていないか。

周囲に人通りがあるか。

管理状態はよいか。

駐車場が隣接している場合、車との距離はどうか。

子どもが実際に遊ぶ場所として、親の目線で確認しておきましょう。

マンション・アパートでは共用部の死角を見る

マンションやアパートでは、共用部の安全性も確認したいポイントです。

エントランス、廊下、階段、エレベーター、駐輪場、駐車場、ゴミ置き場などです。

昼間は明るくても、夜になると暗く感じる場所があります。

また、階段の踊り場や駐輪場の奥など、人目が届きにくい場所があるかもしれません。

オートロックや防犯カメラの有無だけでなく、実際に歩いたときの見通しや管理状態も見ておくとよいでしょう。

戸建では玄関まわり・駐車場・外構も確認する

戸建住宅では、玄関まわり、駐車場、庭、外構も確認しましょう。

道路から玄関が見えるか。

夜間に玄関灯や外灯が届くか。

駐車場が死角になっていないか。

高い塀や伸びた植栽で見通しが悪くなっていないか。

外からの視線を遮ることは、プライバシー面ではメリットがあります。

一方で、死角が増えすぎると防犯面で気になることもあります。

外構は、プライバシーと見通しのバランスを考えることが大切です。

地域の見守り活動や子供110番の家も確認する

住まい選びでは、地域の見守り活動や子供110番の家の有無も確認しておきたいところです。

通学路に子供110番の家があるか。

登下校時に見守り活動があるか。

地域の防犯パトロールや自治会活動があるか。

学校や地域から不審者情報がどのように共有されるか。

こうした情報は、現地を見るだけでは分からないこともあります。

学校、自治体、警察、地域の情報を確認しながら、子どもの生活圏を把握していきましょう。

地域で子どもを見守る「プラス防犯」の考え方

子どもの防犯は、家庭だけで抱え込むものではありません。

保護者、学校、地域、警察、自治体など、複数の目で見守ることが大切です。

通勤・散歩・買い物の中で見守りの目を増やす

千葉県では、日常生活の中に防犯の視点を加える「プラス防犯」という考え方が紹介されています。

たとえば、登下校の時間に合わせて家の前を掃除する。

犬の散歩や買い物の途中で、子どもたちの様子に目を向ける。

地域の子どもにあいさつをする。

こうした小さな行動が、地域の見守りの目を増やすことにつながります。

特別な活動に参加できなくても、日常の中でできることはあります。

保護者だけで抱え込まず、地域で支える

子どもの安全をすべて保護者だけで守るのは難しいものです。

仕事や家庭の事情で、登下校時間に毎日付き添えないこともあります。

だからこそ、地域全体で見守る仕組みが大切です。

学校、自治会、PTA、地域の防犯ボランティア、店舗、事業者など、さまざまな人が少しずつ関わることで、子どもが安心して歩ける環境に近づきます。

子どもにも「助けを求めてよい大人」を教える

子どもには、困ったときに助けを求めてよい大人を教えておきましょう。

学校の先生、交番の警察官、店員さん、子供110番の家の人、近所の顔見知りの大人。

「困ったら大人に言いなさい」だけでは、子どもは誰に言えばよいか迷うことがあります。

具体的な場所や人を親子で確認しておくと、いざというときに行動しやすくなります。

まとめ|防犯の合言葉は、親子で繰り返し練習してこそ役立つ

「いかのおすし」は、子どもが危険から逃げるための基本行動を覚える防犯の合言葉です。

知らない人についていかない。

知らない人の車にのらない。

大きな声を出す。

すぐ逃げる。

大人に知らせる。

この基本を、子どもが実際の場面で思い出せるようにしておくことが大切です。

あわせて、「ひまわり」で一人にならないことや防犯ブザーの活用を確認し、「はちみつじまん」で不審者を見た目ではなく行動で見る視点を身につけていきましょう。

防犯は、子どもを怖がらせるためのものではありません。

危ない場面に近づかない、違和感に気づく、逃げる、大人に知らせる。

その力を、親子で少しずつ育てていくためのものです。

小学校入学や進級、引っ越し、住まい探しのタイミングでは、通学路、公園、商業施設、マンション共用部、戸建の玄関まわりなどを親子で確認してみましょう。

子どもの安全は、家庭だけでなく、地域全体で支えるものです。

合言葉をきっかけに、子どもの行動範囲と住まいの周辺環境を、あらためて見直してみてください。

参考情報

確認日:2026年6月16日

  • 千葉県警察「子供のために保護者ができること」
  • 千葉県警察「子供を犯罪から守るために」
  • 千葉県「ちば県民だより 令和8年3月号 こどもを守ろう!みんなで“防犯力アップ”大作戦」
  • 文部科学省「登下校防犯プランに基づく取組」
  • 文部科学省「やってみよう!登下校見守り活動ハンドブック」
  • 千葉県「プラス防犯」関連情報
  • 千葉県警察「ちば安全・安心メール」
  • 千葉県警察「くらしの安全マップ」

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