Contents
  1. 南海トラフ地震で考えたい停電リスク
  2. まず優先したい基本の防災備蓄
  3. 在宅避難で電源が必要になる場面
  4. ポータブル電源でできること・できないこと
  5. ポータブル電源を選ぶときの確認ポイント
  6. 容量の目安をどう考える?
  7. 安全に使うための注意点
  8. 小型発電機との違い
  9. 戸建で考えたい停電対策
  10. マンションで考えたい停電対策
  11. 市原市・千葉市で住宅購入を検討する方へ
  12. よくある質問
  13. まとめ
  14. 参考情報
  15. 辰巳地所のご紹介
  16. 気になる物件の仲介手数料を無料診断する

南海トラフ地震で考えたい停電リスク

南海トラフ地震では、強い揺れや津波に加えて、広い範囲で停電や断水、物流停滞が起こる可能性があります。

千葉県は震源域から離れているものの、首都圏全体の電力・交通・物流に影響が出れば、日常生活にも影響が及ぶ可能性があります。

南海トラフ地震は広域災害として考える

南海トラフ地震は、西日本から東日本の広い範囲に影響を及ぼす可能性がある大規模地震です。

千葉県内で直接的な建物被害が比較的小さかったとしても、物流、燃料供給、通信、交通、電力供給などが全国的に影響を受ける可能性があります。

そのため、防災対策では「自宅が倒壊しなければ大丈夫」と考えるのではなく、停電や物資不足が続く場合の暮らし方も考えておく必要があります。

千葉県でも停電・断水・物流停滞に備える必要がある

千葉県で暮らす場合も、停電や断水への備えは重要です。

停電すると、照明、スマートフォン充電、冷蔵庫、通信機器、給湯器、エアコン、マンションの給水ポンプ、エレベーターなどに影響が出ることがあります。

断水が起きると、飲み水だけでなく、トイレ、手洗い、調理、洗濯にも影響します。

物流が止まると、スーパーやドラッグストアで水、食料、日用品、電池、カセットボンベなどが手に入りにくくなる可能性もあります。

南海トラフ地震臨時情報が出たときも日頃の備えが重要

南海トラフ地震臨時情報が発表された場合でも、重要なのは日頃からの備えを再確認することです。

ハザードマップ、避難場所、避難経路、家具固定、非常持出品、備蓄、家族との安否確認方法を、普段から整理しておく必要があります。

臨時情報が出てから慌てて買い集めるのではなく、平時から少しずつ備えることが大切です。

停電時に困るのは照明だけではない

停電というと、まず「部屋が暗くなる」ことを想像しやすいですが、実際にはそれだけではありません。

スマートフォンの充電ができない。

家族と連絡が取れない。

ラジオやインターネットで情報を得にくい。

夏は暑さ対策が難しい。

冬は寒さ対策が必要になる。

マンションではエレベーターや給水ポンプが止まる可能性がある。

このように、停電は生活全体に影響します。

だからこそ、停電時に何を優先して使いたいかを家庭ごとに整理しておくことが大切です。

まず優先したい基本の防災備蓄

ポータブル電源は便利ですが、防災対策の最優先ではありません。

まずは、水、食料、簡易トイレ、常備薬、衛生用品、家具固定、避難経路の確認を整えることが大切です。

水・食料

災害時には、水と食料の備えが基本です。

飲料水だけでなく、調理や手洗いに使う生活用水も考えておく必要があります。

食料は、普段から食べ慣れているものを少し多めに備える「ローリングストック」も有効です。

乳幼児、高齢者、アレルギーのある方、持病のある方がいる家庭では、それぞれに合った備えを用意しておきましょう。

簡易トイレ

在宅避難で特に重要なのが簡易トイレです。

水や食料があっても、トイレが使えないと自宅で生活を続けるのが難しくなります。

断水や下水道の被害がある場合、普段どおりにトイレを流せないことがあります。

家族の人数と想定日数に合わせて、簡易トイレや凝固剤、防臭袋を備えておきましょう。

常備薬・衛生用品

常備薬、眼鏡、コンタクトレンズ、衛生用品、マスク、消毒用品、ウェットティッシュ、生理用品、乳幼児用品、介護用品、ペット用品などは、家庭ごとに必要なものが違います。

停電や物流停滞で買い足しが難しくなる可能性を考え、少し余裕を持って備えておくと安心です。

懐中電灯・乾電池・モバイルバッテリー

停電対策の基本は、懐中電灯、LEDランタン、乾電池、モバイルバッテリーです。

スマートフォンの充電だけであれば、まずはモバイルバッテリーを複数用意する方法もあります。

ポータブル電源は、より大きな容量が必要な場合や、家族全体の通信・照明を支えたい場合に検討する選択肢です。

家具固定と避難経路の確認

地震対策では、家具固定も欠かせません。

停電時に室内が散乱していると、避難や在宅避難が難しくなります。

本棚、食器棚、冷蔵庫、テレビ、電子レンジなどは、転倒・落下防止をしておきましょう。

また、玄関や廊下、寝室からの避難経路に物を置きすぎないことも大切です。

ポータブル電源は基本備蓄の上に考える

ポータブル電源は、基本備蓄を補う道具です。

水やトイレの備えが不十分なまま、大容量のポータブル電源だけを用意しても、在宅避難の不安は解消しません。

まずは命と生活を守る基本備蓄を整え、そのうえで「停電時にどの電気製品を使いたいか」を考えると、無駄のない選び方ができます。

在宅避難で電源が必要になる場面

停電時に必要な電源は、家庭によって異なります。

まずは、何に電気を使いたいのかを具体的に考えましょう。

スマートフォンの充電

災害時、スマートフォンは家族との連絡、情報収集、地図確認、ライト、決済、行政情報の確認などに使います。

電池切れになると、不安が一気に大きくなります。

スマートフォン充電を優先するなら、モバイルバッテリーや小型ポータブル電源が役立つ場合があります。

LEDランタン・照明

停電時の夜間は、照明の確保が重要です。

懐中電灯だけでなく、部屋全体を照らせるLEDランタンがあると、食事、トイレ、片付け、子どもの世話がしやすくなります。

ポータブル電源があれば、USB充電式のライトや小型照明を使いやすくなります。

ラジオ・情報収集

災害時は、テレビやインターネットが使えない場合もあります。

電池式または充電式のラジオを用意しておくと、停電時の情報収集に役立ちます。

ポータブル電源があれば、ラジオや通信機器の充電にも使えます。

扇風機・電気毛布など季節対策

夏の停電では、暑さ対策が問題になります。

小型扇風機や充電式ファンが使えると、熱中症対策の一つになります。

冬の停電では、電気毛布や低消費電力の暖房器具が使える場合があります。

ただし、暖房器具は消費電力が大きいものも多いため、使用前に必ず消費電力とポータブル電源の定格出力を確認しましょう。

Wi-Fiルーター・パソコン

停電時でも通信回線が生きていれば、Wi-Fiルーターやパソコンを使える場合があります。

在宅勤務中の災害、家族との連絡、情報収集を考えると、通信機器の電源確保は重要です。

ただし、停電や通信障害の状況によっては、インターネット自体が使えない場合もあります。

医療機器・介護用品がある家庭は特に注意

家庭内に医療機器や介護用品がある場合は、停電対策をより慎重に考える必要があります。

使用している機器がポータブル電源で対応できるかどうかは、機器メーカーや医療機関に確認しましょう。

命や健康に関わる機器については、自己判断で接続しないことが大切です。

ポータブル電源でできること・できないこと

ポータブル電源は、停電時の心強い道具になります。

ただし、万能ではありません。

できることとできないことを理解しておくことが大切です。

スマホや照明の電源を確保しやすい

ポータブル電源は、スマートフォン、タブレット、LEDライト、小型扇風機、ラジオ、ノートパソコンなどの電源確保に役立つ場合があります。

家族分のスマートフォンを複数回充電したい場合や、夜間の照明を確保したい場合には、モバイルバッテリーより余裕を持ちやすいことがあります。

家電を何でも長時間使えるわけではない

ポータブル電源があっても、すべての家電を長時間使えるわけではありません。

使用できるかどうかは、容量、定格出力、瞬間最大出力、家電の消費電力によって変わります。

特に、熱を出す家電やモーターを使う家電は、消費電力が大きい傾向があります。

電子レンジ・電気ケトル・ドライヤーは消費電力に注意

電子レンジ、電気ケトル、ドライヤー、炊飯器、ホットプレートなどは、消費電力が大きい家電です。

ポータブル電源の出力が足りないと、そもそも動かない場合があります。

動いたとしても、短時間で電池を大きく消費する可能性があります。

災害時は、電力を多く使う家電に頼りすぎない調理方法や生活方法も考えておきましょう。

エアコンを動かす前提にしすぎない

停電時にエアコンを使いたいと考える方もいるかもしれません。

しかし、エアコンは消費電力が大きく、長時間運転するには大容量の電源や専用の設備が必要になる場合があります。

一般的なポータブル電源でエアコンを長時間動かす前提にするのは、あまり現実的ではないことがあります。

暑さ・寒さ対策は、断熱、遮熱、換気、扇風機、衣類、寝具、冷却グッズ、カイロなども組み合わせて考えましょう。

ソーラーパネルも天候に左右される

ポータブル電源の中には、ソーラーパネルで充電できるものもあります。

ただし、発電量は天候、季節、日照時間、設置角度、影、ベランダや庭の向きによって大きく変わります。

ソーラーパネルがあれば停電が長引いても必ず安心、とは考えない方が安全です。

あくまで補助的な充電手段として考えましょう。

ポータブル電源を選ぶときの確認ポイント

ポータブル電源を選ぶときは、価格や容量だけでなく、使いたい機器、安全性、保管場所まで確認しましょう。

容量Whを確認する

ポータブル電源の容量は、Whで表示されることが多いです。

Whは、どのくらいの電力量をためられるかを示す目安です。

容量が大きいほど長く使える可能性がありますが、その分、重く、高額になりやすい傾向があります。

定格出力Wを確認する

定格出力Wは、どのくらいの電力を安定して出せるかを示します。

使いたい家電の消費電力が、ポータブル電源の定格出力を超えていると使えない場合があります。

電子レンジや電気ケトルなどを使いたい場合は、特に確認が必要です。

使いたい家電から逆算する

ポータブル電源は、先に商品を選ぶより、使いたい家電から逆算する方が失敗しにくいです。

スマートフォンだけなのか。

照明も使いたいのか。

小型扇風機や電気毛布も使いたいのか。

冷蔵庫も一時的に動かしたいのか。

用途を決めてから、容量と出力を確認しましょう。

出力ポートの種類を確認する

ポータブル電源には、ACコンセント、USB-A、USB-C、シガーソケットなど、さまざまな出力ポートがあります。

スマートフォン、ノートパソコン、照明、ラジオなど、自宅で使いたい機器に合う端子があるか確認しましょう。

USB-Cの出力が強い製品なら、ノートパソコンの充電に使いやすい場合があります。

充電時間と充電方法を確認する

ポータブル電源本体の充電時間も重要です。

家庭用コンセントで何時間かかるか。

車から充電できるか。

ソーラーパネルに対応しているか。

停電前に満充電にしておけるか。

普段からどのように管理するかを考えておきましょう。

重さ・持ち運びやすさも確認する

容量が大きいポータブル電源は重くなります。

災害時に高齢者や女性が一人で動かせるか、マンションの階段移動が必要になった場合に運べるか、保管場所から取り出しやすいかも確認しましょう。

大容量であることだけが正解ではありません。

保証・サポート・リコール情報を確認する

ポータブル電源は、リチウムイオン電池を使う製品です。

保証期間、メーカーサポート、販売元、リコール情報を確認しましょう。

極端に安い製品や、販売元・サポート体制が分かりにくい製品は慎重に検討した方がよいでしょう。

容量の目安をどう考える?

ポータブル電源の容量は、家庭ごとの使い方によって選ぶべきものが変わります。

「何Whが正解」と一律に言うことはできません。

スマホ充電中心なら小容量でも検討できる

スマートフォンの充電やLEDライト中心であれば、小容量のポータブル電源やモバイルバッテリーでも対応できる場合があります。

まずは、家族全員のスマートフォンを何回充電したいかを考えると分かりやすいです。

家族の照明・通信確保なら中容量を検討

家族分のスマートフォン、LEDランタン、ラジオ、Wi-Fiルーター、小型扇風機などを使いたい場合は、中容量のポータブル電源を検討してもよいでしょう。

照明と通信を確保できるだけでも、停電時の不安はかなり軽くなります。

電気毛布や小型家電も使うなら大容量を検討

冬場に電気毛布を使いたい、小型冷蔵庫や一部の家電も使いたいという場合は、大容量タイプを検討することになります。

ただし、大容量になるほど価格と重量も上がります。

家族構成や保管場所、持ち運びやすさとのバランスを考えましょう。

必要以上に大容量を選べばよいわけではない

防災用品は、大きければよいというものではありません。

大容量でも重くて出し入れしにくい、普段から充電管理ができない、保管場所に困るということもあります。

使う目的に合った容量を選ぶことが大切です。

何日分・何を使うかを先に決める

ポータブル電源を選ぶ前に、次のように整理してみましょう。

停電時に何日分を想定するか。

家族は何人か。

スマートフォンを何回充電したいか。

夜間の照明を何時間使いたいか。

季節対策として扇風機や電気毛布を使うか。

このように用途を決めると、必要な容量が見えやすくなります。

なお、「容量Wh ÷ 使いたい家電の消費電力W」でおおまかな使用時間を考えることはできますが、実際には変換ロスがあるため、単純計算どおりにはなりません。

安全に使うための注意点

ポータブル電源は便利ですが、リチウムイオン電池を使う製品です。

発熱・発火事故を防ぐため、安全な使い方と保管方法を確認しましょう。

高温下に放置しない

ポータブル電源は、高温になる場所に放置しないようにしましょう。

直射日光の当たる場所、夏場の車内、暖房器具の近く、屋外の物置などは注意が必要です。

高温環境は、電池の劣化や発火リスクにつながる可能性があります。

車内・直射日光・湿気の多い場所で保管しない

防災用品だからといって、車の中に入れっぱなしにするのは避けた方がよいです。

夏の車内は非常に高温になります。

また、湿気の多い場所や雨がかかる場所での保管も避けましょう。

室内の涼しく乾燥した場所に、取り出しやすく保管するのが基本です。

強い衝撃を与えない

ポータブル電源を落としたり、強い衝撃を与えたりしないようにしましょう。

見た目に大きな破損がなくても、内部の電池にダメージが生じている可能性があります。

落下後に発熱、変形、異臭などがあれば、使用を中止し、メーカーや販売店へ相談しましょう。

異常な発熱・膨張・異臭があれば使用を中止する

充電中や使用中に、本体が異常に熱い、膨らんでいる、焦げたような臭いがする、変形している、煙が出るといった異常があれば、使用を中止してください。

無理に使い続けると、火災につながるおそれがあります。

リコール情報を確認する

ポータブル電源やバッテリー製品では、リコールが行われることがあります。

購入後も、メーカーサイトやNITEなどのリコール情報を確認しましょう。

中古品やフリマアプリで購入する場合は、リコール対象品でないか特に注意が必要です。

取扱説明書に従って充電・保管する

ポータブル電源は、製品ごとに充電方法や保管方法が異なります。

長期間使わない場合の充電残量、保管温度、充電頻度などは、取扱説明書に従いましょう。

防災用品は「買って終わり」ではありません。

定期的に動作確認をすることも大切です。

小型発電機との違い

停電対策として、小型発電機を検討する方もいます。

ただし、ポータブル電源と小型発電機はまったく違うものです。

ポータブル電源は蓄電池

ポータブル電源は、事前に充電しておいた電気を使う蓄電池です。

燃料を燃やして発電するわけではないため、基本的には屋内でも使いやすい製品です。

ただし、リチウムイオン電池を使っているため、保管方法や安全性には注意が必要です。

小型発電機は燃料を使って発電する

小型発電機は、ガソリンやカセットボンベなどの燃料を使って発電する機器です。

長時間発電できる場合がありますが、燃料管理、騒音、排気ガス、保管場所などの問題があります。

発電機は屋内使用厳禁

小型発電機は、屋内で絶対に使用してはいけません。

発電機の排気ガスには一酸化炭素が含まれ、一酸化炭素中毒の危険があります。

屋内、車内、テント内、ベランダに近い場所、換気の悪い場所での使用は非常に危険です。

一酸化炭素中毒に注意

一酸化炭素は、色も臭いも分かりにくい危険なガスです。

発電機を使用する場合は、必ず屋外の十分に換気された場所で使う必要があります。

集合住宅や密集住宅地では、騒音や排気ガスで近隣に迷惑をかける可能性もあります。

マンションでは発電機よりポータブル電源が現実的な場合が多い

マンションや集合住宅では、小型発電機を安全に使える場所が限られます。

そのため、発電機よりもポータブル電源やモバイルバッテリーを備える方が現実的な場合が多いです。

ただし、ポータブル電源も安全な保管と使用が前提です。

戸建で考えたい停電対策

戸建では、停電時に何を優先して使うかを考え、住まい全体の備えを整えることが大切です。

感震ブレーカー

地震後の火災対策として、感震ブレーカーの設置を検討することがあります。

地震の揺れを感知して電気を遮断することで、通電火災のリスクを減らすことが期待されます。

ただし、設置方法や種類は住宅によって異なるため、専門業者へ相談しましょう。

太陽光発電・蓄電池との違い

戸建では、太陽光発電や家庭用蓄電池を導入している家庭もあります。

ポータブル電源は持ち運び可能な蓄電池であり、家庭用蓄電池とは容量や使い方が異なります。

太陽光発電があっても、停電時に使えるかどうかは設備の仕様によって変わります。

購入時や導入時には、停電時の使い方を確認しておきましょう。

冷蔵庫・照明・通信の優先順位

停電時にすべての家電を使うことは難しいため、優先順位を決めましょう。

まずはスマートフォン、照明、情報収集。

次に季節対策として小型扇風機や電気毛布。

冷蔵庫を使いたい場合は、起動電力や使用時間を確認する必要があります。

停電時のトイレ・給湯・ガスの確認

戸建でも、停電により給湯器や一部のガス機器が使えなくなる場合があります。

また、断水時にはトイレが使いにくくなることがあります。

電気だけでなく、水、ガス、トイレも含めて在宅避難を考えましょう。

屋外保管・車内保管は避ける

ポータブル電源は、屋外物置や車内に置きっぱなしにしない方が安全です。

高温、湿気、衝撃は、リチウムイオン電池にとってリスクになります。

室内の取り出しやすい場所に保管しましょう。

マンションで考えたい停電対策

マンションでは、停電時に共用設備への影響が出る場合があります。

戸建とは違う視点で備えを考えましょう。

エレベーター停止

地震や停電でエレベーターが停止すると、高層階では移動が大きな負担になります。

水や食料を運ぶこと、外出すること、避難することが難しくなる場合があります。

高層階に住む場合は、階段での移動も想定しておきましょう。

給水ポンプ停止

マンションでは、停電により給水ポンプが止まり、水が使いにくくなる場合があります。

断水に備えて、飲料水だけでなく生活用水も確保しておくことが大切です。

オートロック・インターホン・宅配ボックス

停電時には、オートロック、インターホン、宅配ボックス、機械式駐車場などが使えなくなる可能性があります。

購入前には、停電時の共用設備の扱いを確認しておくと安心です。

高層階の在宅避難

高層階では、在宅避難の備えがより重要になります。

水、食料、簡易トイレ、照明、通信手段を住戸内に備えておく必要があります。

ポータブル電源やモバイルバッテリーは、スマートフォン充電や照明確保のために役立つ場合があります。

管理組合の防災備蓄・非常用電源を確認する

マンション購入時には、管理組合の防災備蓄や非常用電源の有無も確認しましょう。

備蓄倉庫、防災マニュアル、避難訓練、非常用発電機、エレベーター復旧ルールなどが整っているかを見ることができます。

管理規約、重要事項調査報告書、総会議事録などから確認できる場合もあります。

市原市・千葉市で住宅購入を検討する方へ

市原市・千葉市で住宅購入を検討する場合、南海トラフ地震だけでなく、複数の災害リスクを確認しましょう。

停電時の生活継続性も、住まい選びの一部です。

南海トラフ地震だけでなく複数の災害リスクを見る

千葉県では、南海トラフ地震のほか、首都直下地震、相模トラフ沿いの地震、台風、洪水、内水、高潮、液状化なども考える必要があります。

住宅購入時には、ハザードマップを複数確認しましょう。

ハザードマップと停電時の生活をセットで考える

ハザードマップで浸水や液状化のリスクを確認するだけでなく、災害後に自宅で生活を続けられるかも考える必要があります。

避難所までの距離、周辺道路、スーパーや病院の場所、停電時の水・トイレ・通信の確保も確認したいポイントです。

戸建・マンションで備え方は異なる

戸建では、感震ブレーカー、地盤、太陽光発電、蓄電池、備蓄スペース、屋外設備の確認が重要です。

マンションでは、エレベーター停止、給水ポンプ停止、管理組合の防災体制、非常用電源、備蓄倉庫を確認しましょう。

住まいの種類によって、停電時に困ることは変わります。

物件価格だけでなく生活継続性も確認する

住宅購入では、価格、間取り、駅距離だけでなく、災害時の生活継続性も大切です。

停電時にどの部屋で過ごすか。

備蓄をどこに置くか。

コンセント位置は使いやすいか。

マンションなら共用部の防災体制はどうか。

こうした視点を持つと、購入後の暮らしをより具体的に考えられます。

防災備蓄を置くスペースも住まい選びの視点になる

水、食料、簡易トイレ、防災用品、ポータブル電源を備えるには、収納スペースが必要です。

パントリー、玄関収納、階段下収納、納戸、トランクルームなどがあると、防災備蓄を管理しやすくなります。

住まい選びでは、防災用品を置ける場所も確認しておきましょう。

よくある質問

ポータブル電源は防災に必ず必要ですか?

必ず必要とはいえません。

まずは、水、食料、簡易トイレ、常備薬、懐中電灯、乾電池、モバイルバッテリー、家具固定を優先しましょう。

そのうえで、停電時にスマートフォン充電、照明、通信、小型家電を使いたい場合に、ポータブル電源を検討するとよいでしょう。

何Whくらいの容量を選べばよいですか?

家庭によって異なります。

スマートフォン充電中心なら小容量、家族の照明や通信も確保したいなら中容量、電気毛布や小型家電も使いたいなら大容量を検討することになります。

ただし、大容量ほど重く高額になりやすいため、使いたい機器から逆算して考えましょう。

ポータブル電源でエアコンは使えますか?

製品やエアコンの種類によりますが、一般的にはエアコンを長時間動かす前提でポータブル電源を選ぶのは慎重に考えた方がよいです。

エアコンは消費電力が大きく、起動時にも大きな電力が必要になる場合があります。

暑さ・寒さ対策は、扇風機、衣類、寝具、冷却グッズ、断熱なども組み合わせて考えましょう。

ソーラーパネルがあれば停電が長引いても安心ですか?

ソーラーパネルは補助的な充電手段として役立つ場合があります。

ただし、天候、季節、日照時間、設置場所、影の影響を受けます。

ソーラーパネルがあれば長期停電でも必ず安心、とは考えない方が安全です。

マンションでもポータブル電源は使えますか?

マンションでもポータブル電源を使える場合があります。

ただし、保管場所、重さ、充電場所、火災リスク、管理規約、安全な使用方法を確認しましょう。

小型発電機は排気ガスや騒音の問題があり、マンションでは使いにくい場合が多いです。

発電機を室内で使ってもよいですか?

小型発電機を室内で使ってはいけません。

排気ガスによる一酸化炭素中毒の危険があります。

屋内、車内、テント内、換気の悪い場所での使用は非常に危険です。

ポータブル電源はどこに保管すればよいですか?

直射日光、高温多湿、車内、屋外物置を避け、室内の涼しく乾燥した場所に保管しましょう。

取り出しやすく、子どもやペットが不用意に触れにくい場所が望ましいです。

普段使いしない場合も充電は必要ですか?

必要です。

長期間放置すると、自然放電や劣化が進む場合があります。

取扱説明書に従い、定期的に充電状態を確認しましょう。

リコール情報は確認した方がよいですか?

確認した方がよいです。

ポータブル電源やリチウムイオン電池搭載製品では、リコールが行われることがあります。

購入後も、メーカーやNITEなどの情報を確認しましょう。

まとめ

南海トラフ地震などの大規模災害では、揺れや津波だけでなく、停電、断水、通信障害、物流停滞にも備える必要があります。

停電対策としてポータブル電源は役立つ場合がありますが、最初に整えるべきなのは、水、食料、簡易トイレ、常備薬、衛生用品、懐中電灯、乾電池、家具固定、避難経路の確認です。

ポータブル電源は、これらの基本備蓄を補う選択肢です。

スマートフォン充電、LEDランタン、ラジオ、小型扇風機、電気毛布など、停電時の在宅避難を支える道具として活用できます。

ただし、家電を何でも長時間使えるわけではありません。

電子レンジ、電気ケトル、ドライヤー、エアコンなどは消費電力が大きく、使えるかどうかは容量Whや定格出力Wによって変わります。

ソーラーパネル対応でも、天候や設置環境に左右されます。

また、ポータブル電源はリチウムイオン電池を使う製品です。

高温下に放置しない、強い衝撃を与えない、異常な発熱や変形があれば使用を中止する、リコール情報を確認するなど、安全な使い方が重要です。

小型発電機とは違い、ポータブル電源は蓄電池です。

小型発電機は一酸化炭素中毒の危険があるため、屋内では絶対に使用してはいけません。

市原市・千葉市で住宅購入を検討する場合は、物件価格や間取りだけでなく、ハザードマップ、停電時の生活継続、備蓄スペース、コンセント位置、マンションの防災体制も確認しましょう。

災害時にどう暮らしを守るかを考えることも、住まい選びの大切な視点です。

参考情報

確認日:2026年6月9日

  • 気象庁「南海トラフ地震臨時情報が発表されたときの防災対応」
  • 気象庁「南海トラフ地震 -その時の備え-」
  • 内閣府「南海トラフ地震臨時情報とは」
  • 内閣府「南海トラフ地震防災対策」
  • 内閣府「災害の備え、何をしていますか」
  • 国土交通省「ハザードマップポータルサイト」
  • NITE「リチウムイオン電池搭載製品」の事故防止に関する注意喚起
  • NITE「ポータブル電源 リコール製品に注意」
  • 消費者庁「リチウムイオン電池使用製品による発火事故に注意しましょう」
  • 消費者庁「消費生活用製品の重大製品事故」
  • 経済産業省「モバイルバッテリーに関するFAQ」
  • 国民生活センター「災害時にも活躍 携帯発電機やポータブル電源の取り扱いに注意」
  • 市原市「防災マップ」
  • 千葉市「地震・風水害ハザードマップ」

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    高場智浩
    千葉県市原市出身/在住。法政大学文学部史学科卒。 賃貸仲介を経て、2015年より不動産売買仲介に従事しています。 城南・城西エリア、横浜市、川崎市、熱海市、湯河原町を中心に一都三県で、約400件の購入・売却のお手伝いをさせていただきました。購入・売却・住宅ローンなど、不動産に関するご相談を、わかりやすく丁寧にサポートいたします。