クラブツーリズム
Contents
  1. リバースモーゲージ・リースバック・売却を比較する前に
  2. リバースモーゲージとは
  3. リースバックとは
  4. 社会福祉協議会の不動産担保型生活資金とは
  5. リバースモーゲージとリースバックの違い
  6. リバースモーゲージのメリット・デメリット
  7. リースバックのメリット・デメリット
  8. 自宅売却・不動産買取も比較した方がよい理由
  9. どの方法が向いているか
  10. 市原市・千葉市周辺で検討する場合の注意点
  11. よくある質問
  12. まとめ
  13. 参考情報
  14. 辰巳地所のご紹介
  15. お問い合わせ
くらしのマーケット

リバースモーゲージ・リースバック・売却を比較する前に

自宅を活用して資金を得る方法を考えるとき、最初に整理したいのは「借りるのか、売るのか」という違いです。

リバースモーゲージは、自宅を担保にして資金を借りる方法です。

リースバックは、自宅を売却した後、賃貸借契約を結んで同じ家に住み続ける方法です。

通常売却や不動産買取は、自宅を売却して資金化する方法であり、原則として売却後は退去することになります。

この違いを整理しないまま検討すると、「住み続けられると思っていた」「相続人に影響があると思わなかった」「家賃や利息の負担を見落としていた」といった後悔につながることがあります。

どれも「自宅を活用して資金を得る方法」

リバースモーゲージ、リースバック、通常売却、不動産買取は、いずれも自宅を活用して資金を得る方法です。

ただし、仕組みは違います。

方法仕組み所有権毎月の負担住み続けられるか
リバースモーゲージ自宅を担保に借入する残る利息など原則住み続ける前提だが契約条件による
リースバック自宅を売却して借りる移転する家賃賃貸借契約の内容による
社会福祉協議会の不動産担保型生活資金自宅を担保に生活資金を借りる公的貸付制度残る制度条件による住み続けることを前提とした制度
通常売却不動産会社が買主を探して売却する移転する原則なし原則退去が必要
不動産買取不動産会社・買取業者へ売却する移転する原則なし原則退去が必要

大切なのは、「資金を得られるか」だけでなく、「その後の生活が成り立つか」です。

借入なのか、売却なのかを分けて考える

リバースモーゲージと社会福祉協議会の不動産担保型生活資金は、基本的に「借入」です。

自宅の所有権は残りますが、不動産を担保にするため、将来的な返済や相続人への影響を考える必要があります。

一方、リースバック、通常売却、不動産買取は「売却」です。

自宅の所有権は買主へ移ります。

リースバックでは売却後も賃貸として住み続ける可能性がありますが、売却後は所有者ではなく借主です。

この違いはとても重要です。

「住み続けられるかどうか」だけで判断せず、「所有権がどうなるのか」「毎月何を支払うのか」「契約終了時に何が起きるのか」を分けて考えましょう。

住み続けたい期間と家計の見通しを整理する

リバースモーゲージやリースバックを検討する方の多くは、「できれば今の家に住み続けたい」と考えています。

その場合は、次の点を先に整理しておくと判断しやすくなります。

  • 何年くらい住み続けたいのか
  • 毎月の収入はいくらか
  • 利息や家賃を無理なく支払えるか
  • 住宅ローン残債はあるか
  • 相続人はこの方法に理解を示しているか
  • 将来的に施設入居や住み替えの可能性はあるか
  • 自宅の維持管理を続けられるか
  • 最終的に自宅を残したいのか、売却してもよいのか

老後資金や住宅ローンの不安があると、目の前の資金調達に意識が向きやすくなります。

しかし、自宅は生活の基盤です。

資金化の方法を選ぶときは、数年後の家計や住まい方まで見据えることが大切です。

リバースモーゲージとは

リバースモーゲージとは、自宅を担保にして資金を借りる仕組みです。

一般的には、高齢者が自宅に住み続けながら、老後資金や住宅関連資金などを借り入れる方法として利用されます。

通常の住宅ローンは、借入後に元金と利息を毎月返済していきます。

一方、リバースモーゲージでは、毎月の返済は利息のみとし、元金は契約者が亡くなった後や契約終了時に、自宅の売却などで一括返済する仕組みが多く見られます。

ただし、商品によって条件は異なります。

金融機関ごとに、年齢、対象物件、資金使途、返済方法、相続人の同意、担保評価、金利などが異なるため、利用前に細かく確認する必要があります。

自宅を担保に資金を借りる仕組み

リバースモーゲージは、自宅を担保にして資金を借りる方法です。

売却ではないため、所有権は原則として本人に残ります。

ただし、自宅に担保権が設定されるため、将来的に返済できない場合や契約終了時には、自宅を売却して返済することがあります。

つまり、リバースモーゲージは「自宅を持ったまま資金を得る方法」ですが、完全に自由な資金化ではありません。

借入である以上、金利、担保評価、返済、相続人への影響を考える必要があります。

所有権は残るが担保設定される

リバースモーゲージの特徴は、所有権が残る点です。

リースバックのように、自宅の所有権が買主へ移るわけではありません。

そのため、「自宅を売りたくない」「所有権は残したい」と考える方にとっては、検討しやすい方法です。

一方で、担保設定されるため、相続人が自由にその不動産を相続できるとは限りません。

契約者が亡くなった後、借入金を返済するために、自宅を売却する必要が生じる場合があります。

相続人が自宅を残したいと考えている場合は、事前の話し合いが欠かせません。

毎月利息を支払うタイプが多い

リバースモーゲージでは、毎月の返済は利息のみとするタイプが多く見られます。

元金を毎月返済しないため、通常の住宅ローンに比べて毎月の返済負担を抑えやすい場合があります。

ただし、利息の支払いは続きます。

また、変動金利の商品では、将来金利が上昇すると毎月の利息負担が増える可能性があります。

リバースモーゲージを利用する場合は、現在の金利だけでなく、金利が上がった場合の家計への影響も考える必要があります。

死亡後・契約終了時に売却して返済する場合がある

リバースモーゲージでは、契約者が亡くなった後や契約終了時に、担保不動産を売却して借入金を返済することがあります。

相続人が自宅を残したい場合は、借入金を一括返済する必要が生じることがあります。

返済できない場合は、自宅を売却して返済する流れになることがあります。

このため、リバースモーゲージは本人だけでなく、相続人にも影響します。

利用する前に、相続人と話し合い、将来自宅をどうするのかを確認しておくことが大切です。

リースバックとは

リースバックとは、自宅を売却した後、買主と賃貸借契約を結び、売却後も同じ住宅に住み続ける仕組みです。

リバースモーゲージが「借入」であるのに対し、リースバックは「売却」です。

そのため、売却後は所有権が買主へ移ります。

元の所有者は、借主として家賃を支払いながら住み続けます。

自宅を売却して賃貸として住み続ける仕組み

リースバックでは、まず自宅をリースバック会社、不動産会社、投資家などへ売却します。

その後、買主と賃貸借契約を結び、毎月家賃を支払って住み続けます。

つまり、リースバックでは、売買契約と賃貸借契約の両方を確認する必要があります。

売買契約では、売却価格、決済日、住宅ローン完済、抵当権抹消、買戻し条件などを確認します。

賃貸借契約では、家賃、契約期間、普通借家契約か定期借家契約か、再契約の可否、家賃改定、退去条件などを確認します。

売却後は所有者ではなく借主になる

リースバックで特に大切なのは、売却後は所有者ではなく借主になるという点です。

売却前は、自宅の所有者として住んでいます。

しかし、売却後は所有権が移り、元の所有者は賃貸借契約に基づいて住む立場になります。

そのため、次のような変化があります。

  • 毎月家賃を支払う
  • 契約期間が決まる
  • 定期借家契約の場合、期間満了で契約が終了する可能性がある
  • 再契約できるとは限らない
  • 家賃改定の可能性がある
  • 買戻しは契約条件次第
  • 修繕費や管理費の負担を契約で確認する必要がある

「売却後も住み続けられる」という説明だけで判断せず、借主になることの意味を理解しておく必要があります。

家賃・契約期間・再契約条件が重要

リースバックでは、家賃と契約期間が非常に重要です。

まとまった資金を得られても、毎月の家賃が高すぎると生活が苦しくなります。

また、契約期間が短く、再契約が保証されていない場合は、想定より早く退去が必要になる可能性があります。

リースバックを検討するときは、次の点を必ず確認しましょう。

  • 家賃はいくらか
  • 家賃改定はあるか
  • 普通借家契約か定期借家契約か
  • 契約期間は何年か
  • 再契約できるのか
  • 再契約時の家賃は変わるのか
  • 家賃を払えなくなった場合どうなるのか

特に、定期借家契約の場合、契約期間満了後に再契約できるとは限りません。

長く住み続けたい方は、契約内容を慎重に確認する必要があります。

定期借家契約や買戻し条件に注意する

リースバックでは、定期借家契約が使われることがあります。

定期借家契約は、契約期間が満了すると契約が終了する賃貸借契約です。

再契約できる場合もありますが、再契約は当然に認められるものではありません。

また、リースバックでは「将来買い戻せる」と説明されることがあります。

しかし、買戻しできるかどうか、買戻し価格、期限、条件は契約内容によって異なります。

買戻しを希望する場合は、口頭説明だけで判断せず、契約書に明記されているかを確認しましょう。

社会福祉協議会の不動産担保型生活資金とは

社会福祉協議会の不動産担保型生活資金は、生活福祉資金貸付制度の一つです。

一定の居住用不動産を有する高齢者世帯などを対象に、その不動産を担保として生活資金を貸し付ける制度です。

民間金融機関のリバースモーゲージと似ている部分もありますが、対象者や目的、申込窓口、貸付条件が異なります。

誰でも自由に利用できる制度ではありません。

利用を検討する場合は、お住まいの市区町村社会福祉協議会に確認する必要があります。

低所得の高齢者世帯などを対象とした貸付制度

不動産担保型生活資金は、一定の居住用不動産を有する低所得の高齢者世帯などを対象とした貸付制度です。

自宅に住み続けながら生活資金の貸付を受ける制度であり、老後の生活を支える目的があります。

ただし、対象となる世帯や不動産には条件があります。

一定の土地評価額が必要になる場合や、推定相続人の同意が求められる場合もあります。

そのため、一般的な金融商品と同じ感覚で利用できるものではありません。

民間のリバースモーゲージとは目的と対象者が異なる

民間金融機関のリバースモーゲージは、金融機関の商品です。

住宅ローンの借換え、リフォーム、住み替え、生活資金など、商品によって資金使途や条件が異なります。

一方、社会福祉協議会の不動産担保型生活資金は、生活福祉資金貸付制度の一部であり、一定の要件を満たす世帯を対象に生活資金を貸し付ける制度です。

このため、民間のリバースモーゲージとは目的や対象者が異なります。

「リバースモーゲージの公的版」と簡単に考えるのではなく、制度の対象に該当するかを確認する必要があります。

貸付限度額・月額・申込窓口の基本

制度の内容は、国や都道府県、社会福祉協議会の案内を確認する必要があります。

一般的には、居住用不動産を担保に、生活資金を一定額ずつ貸し付ける仕組みです。

千葉県では、不動産担保型生活資金について、居住用不動産を有する低所得の高齢者世帯に対し、その不動産を担保として生活資金を貸し付ける制度と案内されています。

貸付限度額は居住用不動産の土地評価額の70%程度、貸付額は1か月あたり30万円以内とされています。

申込みは、市町村社会福祉協議会で受け付けると案内されています。

ただし、条件は個別事情によって変わる可能性があります。

利用を検討する場合は、必ず市区町村社会福祉協議会へ確認しましょう。

誰でも使える制度ではない

不動産担保型生活資金は、公的制度ではありますが、誰でも利用できる制度ではありません。

低所得の高齢者世帯など、制度の対象者に該当する必要があります。

また、担保となる不動産の評価、相続人の同意、貸付期間、返済条件なども確認が必要です。

「自宅を担保にすれば必ず借りられる」とは考えない方がよいでしょう。

民間金融機関の商品、社会福祉協議会の制度、通常売却、不動産買取を比較しながら、自分の状況に合う方法を検討することが大切です。

リバースモーゲージとリースバックの違い

リバースモーゲージとリースバックは、どちらも「自宅に住み続けながら資金を得る方法」として比較されます。

しかし、仕組みは大きく違います。

所有権の違い

リバースモーゲージでは、自宅の所有権は原則として本人に残ります。

ただし、自宅に担保が設定されます。

一方、リースバックでは、自宅を売却するため、所有権は買主へ移ります。

元の所有者は、借主として住み続けることになります。

この違いは非常に重要です。

自宅を将来相続人へ残したいのか、売却してもよいのかによって、選択肢は変わります。

毎月支払うものの違い

リバースモーゲージでは、毎月利息を支払うタイプが多く見られます。

元金は契約終了時や死亡後に一括返済する仕組みが一般的です。

一方、リースバックでは、売却後に毎月家賃を支払います。

利息と家賃では、性質が違います。

リバースモーゲージは借入なので、金利上昇の影響を受ける可能性があります。

リースバックは賃貸なので、家賃改定や契約期間満了後の再契約条件が問題になります。

資金使途の違い

リバースモーゲージは、商品によって資金使途に制限がある場合があります。

住宅の建設、購入、リフォーム、住宅ローン借換え、サービス付き高齢者向け住宅の入居一時金など、商品ごとに利用できる目的が定められていることがあります。

リースバックは、自宅を売却して資金を得るため、売却代金の使い道は比較的自由度が高い場合があります。

ただし、住宅ローンが残っている場合は、売却代金でローンを完済し、抵当権を抹消する必要があります。

社会福祉協議会の不動産担保型生活資金も、制度目的に沿った生活資金の貸付であり、自由な資金調達とは異なります。

相続人への影響の違い

リバースモーゲージでは、自宅の所有権は残りますが、担保が設定されます。

契約者が亡くなった後、相続人が借入金を返済するか、自宅を売却して返済するかを考える必要があります。

そのため、相続人への影響は大きいです。

リースバックでは、自宅はすでに売却されているため、相続財産として自宅そのものは残りません。

ただし、売却代金が残っていれば相続財産になる可能性があります。

どちらの場合も、相続人と事前に話し合うことが大切です。

住み続けやすさの違い

リバースモーゲージは、自宅を担保にしながら本人が住み続けることを前提にした商品が多いです。

ただし、契約条件や返済状況によっては、将来的に担保処分が必要になる場合があります。

リースバックは、賃貸借契約の内容によって住み続けられる期間が決まります。

定期借家契約の場合、契約期間満了後に再契約できなければ退去が必要になる可能性があります。

つまり、どちらも「必ず一生住み続けられる」とは限りません。

契約条件を確認することが重要です。

リバースモーゲージのメリット・デメリット

リバースモーゲージには、自宅を売却せずに資金を得られるメリットがあります。

一方で、借入である以上、金利や担保評価、相続人への影響に注意が必要です。

住みながら資金を借りられる

リバースモーゲージのメリットは、自宅に住み続けながら資金を借りられることです。

生活環境を変えずに、老後資金、住宅ローン借換え、リフォーム資金などを用意できる場合があります。

特に、住み慣れた家を離れたくない方にとっては、検討しやすい方法です。

所有権を維持できる

リースバックと違い、リバースモーゲージでは自宅の所有権が残ります。

自宅を売却したくない方、将来の選択肢を残したい方にとってはメリットになります。

ただし、担保設定されるため、完全に自由な状態で所有し続けるわけではありません。

借入金の返済や担保処分の可能性を理解しておく必要があります。

金利上昇・担保評価下落のリスクがある

リバースモーゲージには、金利上昇リスクがあります。

変動金利の場合、金利が上がると利息負担が増える可能性があります。

また、担保評価額が下がると、借入可能額の見直しや追加対応が必要になる場合があります。

長く利用するほど、金利や不動産価格の変動リスクを受けやすくなります。

利用前には、金融機関にリスク説明を受け、将来の負担を確認しましょう。

相続人との話し合いが必要

リバースモーゲージは、相続人への影響が大きい方法です。

契約者が亡くなった後、相続人が借入金を返済するのか、自宅を売却して返済するのかを判断する必要があります。

相続人が「自宅を残したい」と考えている場合、トラブルになることがあります。

契約前に、家族や相続人と話し合い、理解を得ておくことをおすすめします。

リースバックのメリット・デメリット

リースバックは、自宅を売却して資金を得たうえで、賃貸として住み続ける方法です。

資金化と居住継続を両立しやすい一方で、家賃や契約期間に注意が必要です。

まとまった資金を得やすい

リースバックでは、自宅を売却するため、まとまった資金を得られる可能性があります。

住宅ローン返済、生活費、事業資金、医療費、介護費などに充てることができます。

ただし、リースバックの売却価格は、通常の仲介売却より低くなりやすい傾向があります。

買主側は、家賃収入、将来の再販売リスク、契約期間、利回りなどを考慮して価格を提示するためです。

引越しを避けられる可能性がある

リースバックの大きなメリットは、売却後も同じ家に住み続けられる可能性があることです。

子どもの学区を変えたくない、高齢で引越しが難しい、近所に売却を知られたくないといった事情がある場合には、選択肢になります。

ただし、住み続けられる期間は賃貸借契約の内容によって決まります。

「売却後も住める」とだけ聞いて判断せず、契約期間と再契約条件を確認しましょう。

売却価格が低くなりやすい

リースバックでは、通常の仲介売却に比べて売却価格が低くなりやすい傾向があります。

買主側は、購入後に元所有者へ貸し出すことを前提に投資判断をします。

そのため、家賃、利回り、契約期間、再販売リスクが価格に反映されます。

できるだけ高く売りたい場合は、通常の仲介売却や不動産買取とも比較した方がよいでしょう。

家賃負担と契約終了リスクがある

リースバック後は、毎月家賃を支払います。

まとまった資金を得られても、家賃が高ければ生活が苦しくなることがあります。

また、定期借家契約の場合、契約期間満了後に再契約できるとは限りません。

長く住み続けたい方は、家賃、契約期間、再契約条件、家賃改定、退去条件を必ず確認しましょう。

自宅売却・不動産買取も比較した方がよい理由

リバースモーゲージやリースバックを検討するときは、通常売却や不動産買取も比較することが大切です。

なぜなら、自宅を資金化する方法は一つではないからです。

できるだけ高く売りたいなら通常売却

できるだけ高く売りたい場合は、通常の仲介売却を検討する価値があります。

仲介売却では、不動産会社が一般の買主を探します。

時間はかかる場合がありますが、市場価格に近い売却を狙いやすい方法です。

リースバックや買取は、スピードや居住継続の面でメリットがありますが、価格は低くなりやすい傾向があります。

「今の家に住み続ける必要がない」「住み替え先を確保できる」「時間に余裕がある」という場合は、通常売却も比較しましょう。

早く整理したいなら買取

早く売却したい場合や、空き家・古家付き土地・残置物が多い物件を整理したい場合は、不動産買取が向いていることがあります。

買取では、不動産会社や買取業者が直接買主になります。

仲介売却より価格は低くなりやすい一方で、条件が合えば短期間で売却しやすい方法です。

ただし、買取では原則として売却後に退去が必要です。

住み続けたい場合は、リースバックやリバースモーゲージと比較する必要があります。

住み続けたいならリバースモーゲージやリースバックを検討

自宅に住み続けたい場合は、リバースモーゲージやリースバックが選択肢になります。

リバースモーゲージは、自宅を担保に借りる方法です。

所有権を残しながら資金を借りられる可能性があります。

リースバックは、自宅を売却して賃貸として住み続ける方法です。

所有権は移りますが、まとまった資金を得やすい場合があります。

どちらも住み続けることを目的に検討されますが、仕組みもリスクも違います。

家計・相続・住み替え先まで含めて判断する

自宅活用の方法を選ぶときは、家計、相続、住み替え先まで含めて考えましょう。

たとえば、リースバックで家賃を支払い続ける場合、将来の家計にどのくらい影響するかを確認する必要があります。

リバースモーゲージでは、相続人が自宅を残したいと考えている場合に問題になることがあります。

通常売却では、売却後の住み替え先や引越し費用を考える必要があります。

どの方法も一長一短です。

目先の資金だけでなく、数年後の生活を想定して判断しましょう。

どの方法が向いているか

ここでは、どのような場合にどの方法を検討しやすいかを整理します。

リバースモーゲージが向いている可能性があるケース

リバースモーゲージが向いている可能性があるのは、次のようなケースです。

  • 自宅の所有権を残したい
  • 自宅に住み続けたい
  • 毎月の利息負担を支払える
  • 相続人が制度を理解している
  • 住宅ローン借換えやリフォーム資金など、資金使途が商品条件に合う
  • 将来自宅を売却して返済する可能性を受け入れられる

ただし、借入である以上、金利や担保評価、相続人への影響を理解しておく必要があります。

リースバックが向いている可能性があるケース

リースバックが向いている可能性があるのは、次のようなケースです。

  • 自宅を売却してまとまった資金を得たい
  • 引越しを避けたい
  • 一定期間だけ住み続けたい
  • 家賃を無理なく支払える
  • 所有権が移ることを理解している
  • 契約期間や再契約条件を確認できている

特に、短期間だけ住み続けたい場合や、将来的な住み替えまでの時間を確保したい場合には、選択肢になることがあります。

ただし、長く住み続けたい場合や家賃支払いに不安がある場合は慎重に判断しましょう。

通常売却・買取を検討した方がよいケース

通常売却や買取を検討した方がよいのは、次のようなケースです。

  • できるだけ高く売りたい
  • 住み替え先を確保できる
  • 家賃や利息の負担を増やしたくない
  • 自宅を相続人に残す予定がない
  • 空き家や相続不動産を整理したい
  • 早く現金化したい
  • 建物が古く、管理負担が大きい

通常売却は価格面で有利になりやすく、買取はスピードや手間の少なさでメリットがあります。

自宅に住み続ける必要がない場合は、リバースモーゲージやリースバックだけでなく、売却も比較しましょう。

社会福祉協議会へ相談した方がよいケース

社会福祉協議会の不動産担保型生活資金は、低所得の高齢者世帯などを対象とした制度です。

次のような場合は、お住まいの市区町村社会福祉協議会へ相談してみる価値があります。

  • 低所得の高齢者世帯である
  • 一定の居住用不動産を所有している
  • 将来にわたり現在の住居に住み続けたい
  • 民間金融機関の商品利用が難しい
  • 生活資金の貸付制度を検討したい

ただし、対象者や不動産条件があります。

制度を利用できるかどうかは、社会福祉協議会で確認する必要があります。

市原市・千葉市周辺で検討する場合の注意点

市原市・千葉市周辺でリバースモーゲージ、リースバック、売却を検討する場合、物件の種類や地域性によって判断が変わります。

住宅ローン残債がある場合

住宅ローンが残っている場合は、まず残債額を確認しましょう。

リースバックや通常売却では、売却代金で住宅ローンを完済し、抵当権を抹消できるかが重要です。

売却代金で完済できない場合は、自己資金が必要になることがあります。

リバースモーゲージやリ・バース60の借換えを検討する場合も、金融機関の条件に合うか確認が必要です。

住宅ローン残債がある場合は、次の点を整理しましょう。

  • 住宅ローン残高
  • 自宅の現在価値
  • 売却した場合の手取り額
  • 借換えできる可能性
  • 毎月の返済・利息・家賃負担
  • 抵当権抹消の可否

住宅ローンの問題は金融機関との調整が必要になるため、早めに確認することが大切です。

相続不動産の場合

相続した不動産を活用・売却する場合は、登記名義と相続人の合意を確認しましょう。

亡くなった方の名義のままでは、売却や担保設定を進めるために相続登記が必要になります。

また、相続人が複数いる場合は、誰が所有するのか、売却するのか、担保にするのかについて合意が必要になることがあります。

相続不動産では、次の点を確認しましょう。

  • 相続登記が済んでいるか
  • 相続人全員の合意があるか
  • 共有名義になっていないか
  • 住宅ローンや抵当権が残っていないか
  • 空き家の場合、管理状態に問題がないか
  • 売却・買取・活用のどれが現実的か

相続不動産は、早めに整理しないと管理負担や固定資産税の負担が続くことがあります。

高齢の親の自宅を検討する場合

高齢の親の自宅について、リバースモーゲージやリースバックを検討する場合は、家族で話し合うことが大切です。

本人が住み続けたいのか、家族は自宅を残したいのか、将来施設入居の可能性があるのかによって、選ぶ方法は変わります。

特にリースバックでは、売却後は所有権が移転し、本人は借主になります。

家賃や契約期間、再契約条件を十分に理解しないまま契約すると、後からトラブルになる可能性があります。

高齢の親の自宅を検討する場合は、次の点を確認しましょう。

  • 本人の意思
  • 判断能力に不安がないか
  • 家族の理解
  • 住み続けたい期間
  • 家賃や利息の負担
  • 相続人への影響
  • 契約書の内容
  • 第三者への相談の必要性

強引な勧誘を受けた場合や契約内容に不安がある場合は、消費生活センター、弁護士、司法書士などへ相談することも検討しましょう。

まずは通常売却・買取・賃貸継続の可能性も比較する

リバースモーゲージやリースバックだけでなく、通常売却や不動産買取も比較しましょう。

市原市・千葉市周辺では、駅近マンション、郊外戸建、相続空き家、古家付き土地、市街化調整区域、農地、山林など、物件によって適した方法が変わります。

たとえば、駅近マンションや状態の良い戸建であれば、通常売却の方が高く売れる可能性があります。

空き家や古家付き土地で早期整理を希望する場合は、買取が現実的な場合があります。

どうしても住み続けたい場合は、リバースモーゲージやリースバックを検討する余地があります。

最初から一つの方法に決めるのではなく、複数の選択肢を比較することが大切です。

よくある質問

リバースモーゲージとリースバックはどちらが安全ですか?

どちらが安全とは一概にいえません。

リバースモーゲージは借入であり、所有権は残りますが、金利上昇、担保評価下落、契約終了時の返済、相続人への影響があります。

リースバックは売却であり、まとまった資金を得られる可能性がありますが、所有権は移り、売却後は家賃を支払う借主になります。

どちらも契約内容をよく確認し、家計や相続人への影響を考えて判断する必要があります。

リースバックなら必ず住み続けられますか?

必ず住み続けられるわけではありません。

リースバック後の居住は、賃貸借契約の内容によって決まります。

特に、定期借家契約の場合、契約期間満了後に再契約できない可能性があります。

契約期間、再契約、家賃改定、退去条件を必ず確認しましょう。

社会福祉協議会の制度は誰でも利用できますか?

誰でも利用できる制度ではありません。

不動産担保型生活資金は、一定の居住用不動産を有する低所得の高齢者世帯などを対象とした制度です。

対象者や不動産条件があります。

利用を検討する場合は、お住まいの市区町村社会福祉協議会へ相談しましょう。

住宅ローンが残っていても利用できますか?

住宅ローンが残っている場合でも、方法によっては検討できる場合があります。

ただし、売却やリースバックでは、売却代金で住宅ローンを完済し、抵当権を抹消できるかが重要です。

リバースモーゲージ型住宅ローンで借換えを検討する場合も、金融機関の条件に合う必要があります。

まずは住宅ローン残高と自宅の評価を確認しましょう。

相続人の同意は必要ですか?

方法によって異なります。

リバースモーゲージでは、相続人への影響が大きいため、金融機関によっては相続人の同意や確認が必要になる場合があります。

社会福祉協議会の不動産担保型生活資金でも、推定相続人に関する要件が関係する場合があります。

リースバックや売却では、所有者本人の意思が基本ですが、共有名義の場合や相続不動産の場合は、共有者や相続人の合意が必要です。

自宅を売却した方がよいケースはありますか?

あります。

家賃や利息の負担を避けたい場合、住み替え先を確保できる場合、できるだけ高く売りたい場合、相続人に自宅を残す予定がない場合は、通常売却や買取を検討する価値があります。

リバースモーゲージやリースバックは、住み続けたい場合の選択肢ですが、必ず最善とは限りません。

家計、住み替え先、相続、売却価格を比較して判断しましょう。

高齢の親がリースバックを勧められています。どうすればよいですか?

まず、契約を急がないことが大切です。

売却価格、家賃、契約期間、普通借家契約か定期借家契約か、再契約の可否、買戻し条件を確認しましょう。

本人だけで判断せず、家族や専門家と一緒に契約内容を確認することをおすすめします。

強引な勧誘や長時間の説明で不安がある場合は、消費生活センターなどへ相談しましょう。

まとめ

リバースモーゲージとリースバックは、どちらも自宅に住み続けながら資金を得る方法として比較されます。

しかし、仕組みは大きく違います。

リバースモーゲージは、自宅を担保に資金を借りる方法です。

所有権は残りますが、担保設定され、金利上昇、担保評価下落、契約終了時の返済、相続人への影響を考える必要があります。

リースバックは、自宅を売却した後、賃貸として住み続ける方法です。

まとまった資金を得られる可能性がありますが、所有権は移転し、売却後は家賃を支払う借主になります。

契約期間、再契約、家賃改定、買戻し条件に注意が必要です。

社会福祉協議会の不動産担保型生活資金は、一定の居住用不動産を有する低所得の高齢者世帯などを対象とした貸付制度です。

民間のリバースモーゲージとは目的や対象者が異なり、誰でも利用できる制度ではありません。

また、自宅を活用する方法は、リバースモーゲージやリースバックだけではありません。

通常売却や不動産買取も比較することが大切です。

判断するときは、次の点を整理しましょう。

  1. 借入なのか、売却なのか
  2. 所有権は残るのか、移転するのか
  3. 毎月の負担は利息なのか、家賃なのか
  4. 何年住み続けたいのか
  5. 住宅ローン残債はあるのか
  6. 相続人は理解しているのか
  7. 通常売却や買取と比較したか
  8. 将来の家計に無理がないか

市原市・千葉市周辺で自宅活用や売却を検討している方は、ひとつの方法だけで判断せず、リバースモーゲージ、リースバック、通常売却、不動産買取を比較しながら、生活設計に合う方法を慎重に選びましょう。

参考情報

確認日:2026年6月8日

  • 住宅金融支援機構「リ・バース60」
  • 住宅金融支援機構「リ・バース60 ご利用条件」
  • 国土交通省「住宅のリースバックに関するガイドブック」
  • 国土交通省「住宅のリースバックに関するガイドブックを公表しました」
  • 国民生活センター「強引に勧められる住宅のリースバック契約にご注意!」
  • 厚生労働省「生活福祉資金貸付制度」
  • 厚生労働省「生活福祉資金貸付条件等一覧」
  • 千葉県「不動産担保型生活資金とはどのような貸付制度ですか」
  • 千葉県社会福祉協議会「低所得世帯・高齢者世帯・障害者世帯向けの貸付け」
  • e-Gov法令検索「民法」
  • e-Gov法令検索「借地借家法」
  • e-Gov法令検索「宅地建物取引業法」
  • e-Gov法令検索「不動産登記法」

辰巳地所のご紹介

辰巳地所では、市原市・千葉市を中心に、千葉県内および一都三県の不動産売買をサポートしています。

リバースモーゲージ、リースバック、通常売却、不動産買取は、それぞれ仕組みもリスクも異なります。

大切なのは、目先の資金だけでなく、住み続けたい期間、毎月の家計、住宅ローン残債、相続人への影響、通常売却や買取との比較まで含めて判断することです。

当社では、リースバックや買取を一方的におすすめするのではなく、通常の仲介売却、不動産買取、住み替え、自宅活用、相続不動産の整理など、複数の選択肢を比較しながら、現実的な進め方を一緒に整理いたします。

住宅ローンが残っている自宅、高齢の親が住んでいる実家、相続登記が済んでいない不動産、空き家や古家付き土地など、判断が難しい不動産も、まずは状況を確認することが大切です。

必要に応じて、司法書士、税理士、弁護士、土地家屋調査士などの専門家と連携しながら、売却や整理の流れをご案内いたします。

市原市・千葉市周辺でリバースモーゲージ、リースバック、自宅売却、不動産買取をご検討中の方は、下記のお問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。

お問い合わせ

※正確なご提案(査定や手数料の診断など)を行うため、仮名・偽名・イニシャル等でのお問い合わせには対応いたしかねる場合がございます。

※当サイトでは、Hotmailのメールアドレスはご利用いただけません。恐れ入りますが、別のメールアドレスをご入力ください。

※特定電子メール法に基づき、営業・広告宣伝など、お客様からのご相談以外のメール送信は固くお断りいたします。

    ※当サイトはCloudflare Turnstileによって保護されており、Cloudflareのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。

    友だち追加
    リースバックとは?メリット・デメリットと後悔しないための注意点を解説リースバックとは、自宅を売却した後も賃貸として住み続ける仕組みです。メリット・デメリット、売却価格・家賃・定期借家契約・買戻し条件・高齢者トラブルの注意点を、不動産会社の実務目線で解説します。...
    千葉市・市原市の不動産売却|一括査定サイトのメリット・デメリットと高値査定の注意点
    千葉市・市原市の不動産売却|一括査定サイトのメリット・デメリットと高値査定の注意点千葉市・市原市で不動産売却を検討中の方へ。一括査定サイトのメリット・デメリット、高値査定の注意点、査定額を見るときの確認ポイントを解説。相続不動産・空き家・土地売却で失敗しないための実務ポイントも紹介します。...
    一物四価の仕組みを理解して自宅売却を有利に進める。適正な売り出し価格の導き方
    一物四価の仕組みを理解して自宅売却を有利に進める。適正な売り出し価格の導き方一物四価とは何か、実勢価格・公示価格・基準地価・相続税路線価・固定資産税評価額の違いを解説。自宅や土地を売却するときに、どの価格を参考にすべきか、査定額や売出価格の見方を不動産会社の実務目線で整理します。...
    ABOUT ME
    高場智浩
    千葉県市原市出身/在住。法政大学文学部史学科卒。 賃貸仲介を経て、2015年より不動産売買仲介に従事しています。 城南・城西エリア、横浜市、川崎市、熱海市、湯河原町を中心に一都三県で、約400件の購入・売却のお手伝いをさせていただきました。購入・売却・住宅ローンなど、不動産に関するご相談を、わかりやすく丁寧にサポートいたします。
    クラブツーリズム