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千葉県で戸建住宅を購入・売却しようと考えたとき、「新築戸建は今いくらくらいなのか」「中古戸建は価格が上がっているのか」「東京都や埼玉県、神奈川県と比べて千葉県は買いやすいのか」と気になる方は多いのではないでしょうか。

戸建住宅は、マンションと違い、土地と建物をセットで見る必要があります。

土地面積が広い物件、建物が新しい物件、駅から離れているものの駐車場が広い物件、築年数は経っていてもリフォーム済の物件など、条件によって価格の見方は大きく変わります。

また、千葉県内でも、千葉市・船橋市・市川市・松戸市・柏市などの東京通勤圏と、市原市・内房・外房エリアでは市場の性格が異なります。

本記事では、公益財団法人東日本不動産流通機構「Market Watch 2026年5月度」をもとに、千葉県の新築戸建・中古戸建市場を整理します。

成約価格、新規登録価格、在庫価格の違いを確認しながら、東京都・埼玉県・神奈川県との比較を通じて、千葉県で戸建を買う人・売る人が確認したいポイントを解説します。

Contents
  1. この記事で使うデータについて
  2. まず結論|千葉県の戸建市場は価格だけでなく土地・建物の個別性を見る
  3. 千葉県の中古戸建市場を見る
  4. 千葉県の新築戸建市場を見る
  5. 東京都・埼玉県・神奈川県と比較する
  6. 新築戸建を購入する人が確認したいこと
  7. 中古戸建を購入する人が確認したいこと
  8. 戸建を売却する人が確認したいこと
  9. データを見るときの注意点
  10. 次回予告|第3回は土地市場を解説
  11. よくある質問
  12. まとめ
  13. 参考情報
  14. 辰巳地所のご紹介
  15. お問い合わせ
クラブツーリズム

この記事で使うデータについて

本記事では、公益財団法人東日本不動産流通機構が公表した「Market Watch 2026年5月度」をもとに、千葉県の戸建市場を整理します。

対象は、首都圏の新築戸建住宅・中古戸建住宅データです。

東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県の成約状況、新規登録状況、在庫状況を比較しながら、千葉県の位置づけを見ていきます。

東日本不動産流通機構「Market Watch 2026年5月度」とは

「Market Watch」は、東日本不動産流通機構が毎月公表している不動産流通市場の月例速報です。

今回使用する資料は、2026年5月度のデータで、公表日は2026年6月10日です。

資料には、中古マンション、中古戸建住宅、新築戸建住宅、土地の各レポートが掲載されています。

本記事では、そのうち「中古戸建住宅レポート」と「新築戸建住宅レポート」を中心に扱います。

「Market Watch」は、東日本不動産流通機構のウェブサイトで公開されています。

東日本不動産流通機構ウェブサイト:https://www.reins.or.jp

成約・新規登録・在庫の違い

市場データを見るときに大切なのは、「成約」「新規登録」「在庫」を分けて理解することです。

成約物件とは、当月に成約報告があった物件の集計です。

つまり、実際に売買が成立した物件のデータです。

新規登録物件とは、当月に新たに登録された物件の集計です。

これは、売出開始時の価格や件数を見るためのデータです。

在庫物件とは、当月末時点で登録されている物件の集計です。

これは、市場に残っている物件の価格や件数を見るためのデータです。

同じ「価格」でも、成約価格、新規登録価格、在庫価格では意味が異なります。

戸建住宅の購入・売却を考えるときは、この違いを押さえておくことが重要です。

2025年1月以降のシステム改修による注意点

資料には、2025年1月以降、成約登録適正化を図るためのシステム改修が行われたことにより、成約件数に影響を与えている可能性があるとの注記があります。

また、システム改修に伴う物件登録時の項目必須化により、「参考・別集計」の統計対象物件が拡大されている可能性があることも注記されています。

そのため、成約件数の前年比だけを見て、市場が大きく伸びている、または落ち込んでいると断定するのは避けた方がよいでしょう。

前年比は参考になりますが、価格、在庫、土地面積、建物面積、築年数、エリア特性を総合的に見る必要があります。

第2回は新築戸建・中古戸建市場を扱う

今回の記事は、3部構成シリーズの第2回です。

第1回では、中古マンション市場を扱いました。

第2回では、新築戸建・中古戸建市場を中心に解説します。

第3回では、土地市場を取り上げる予定です。

なお、資料には戸建住宅・土地について「参考・別集計」も掲載されていますが、本記事では原則として通常の「首都圏・都県別概況」の数値を使用します。

別集計を使う場合は、土地権利・用途地域・都市計画等の除外条件があるため、通常集計とは分けて扱う必要があります。

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まず結論|千葉県の戸建市場は価格だけでなく土地・建物の個別性を見る

2026年5月のデータを見ると、千葉県の戸建市場では、中古戸建・新築戸建ともに東京都より価格水準を抑えやすい一方、土地面積や建物状態、道路条件などの個別性が非常に重要です。

特に中古戸建では、成約価格と新規登録価格が前年比で上昇しています。

新築戸建では、成約件数・新規登録件数・在庫件数に動きがあり、価格も成約・新規登録・在庫で見方が異なります。

中古戸建は成約価格・新規登録価格が上昇

2026年5月の千葉県中古戸建の成約件数は376件で、前年比1.9%増です。

成約価格は2,704万円で、前年比8.1%増となっています。

新規登録価格は2,860万円で、前年比7.6%増です。

一方、在庫価格は2,796万円で、前年比0.3%増です。

千葉県の中古戸建は、成約価格と新規登録価格が前年比で上昇している一方、在庫価格はほぼ横ばいに近い動きです。

ただし、戸建は個別性が大きいため、平均価格だけで市場を判断するのは注意が必要です。

新築戸建は件数が増えつつ価格の見方に注意

2026年5月の千葉県新築戸建の成約件数は249件で、前年比19.1%増です。

成約価格は3,928万円で、前年比2.6%増です。

新規登録件数は813件で、前年比18.7%増となっています。

一方、新規登録価格は4,141万円で、前年比2.0%減です。

在庫件数は2,426件で、前年比5.1%増、在庫価格は4,158万円で、前年比2.2%増です。

このように、千葉県の新築戸建では、件数は増えている一方で、成約価格、新規登録価格、在庫価格の動きがそれぞれ異なります。

新築戸建を検討する場合は、平均価格だけでなく、エリア、分譲会社、建物仕様、土地面積、完成時期、仲介手数料無料の対象可否を確認することが大切です。

東京都とは価格水準が大きく異なる

中古戸建の成約価格を見ると、東京都は6,193万円、千葉県は2,704万円です。

新築戸建の成約価格を見ると、東京都は6,240万円、千葉県は3,928万円です。

同じ首都圏でも、東京都と千葉県では価格水準に大きな差があります。

東京都の価格動向を、千葉県内全域にそのまま当てはめるのは注意が必要です。

千葉県内でも東京通勤圏と内房・外房で市場が違う

千葉県内でも、エリアによって戸建市場は異なります。

市川市、船橋市、松戸市、柏市、浦安市、千葉市など、東京通勤圏として見られやすいエリアでは、駅距離や沿線が価格に大きく影響します。

一方、市原市、内房、外房エリアでは、土地面積、駐車場、道路、建物状態、地域内での生活利便性などが重視されやすくなります。

千葉県全体の平均価格を、市原市や個別物件にそのまま当てはめることはできません。

実際の購入判断や売却査定では、同じ市区町村、同じ沿線、同じ駅距離、同じ土地面積・建物面積、同じ築年数、同じ道路条件の成約事例を見ることが重要です。

千葉県の中古戸建市場を見る

ここからは、千葉県の中古戸建市場を、成約・新規登録・在庫の3つに分けて見ていきます。

成約件数・成約価格の動き

2026年5月の千葉県中古戸建の成約件数は376件で、前年比1.9%増です。

成約価格は2,704万円で、前年比8.1%増です。

千葉県の中古戸建成約物件の平均土地面積は190.55㎡、平均建物面積は106.16㎡、平均築年数は25.54年です。

東京都の中古戸建成約価格は6,193万円、神奈川県は4,433万円、埼玉県は2,770万円です。

千葉県は、東京都や神奈川県より価格水準が低く、埼玉県と近い価格帯にあります。

ただし、成約価格が上昇しているからといって、すべての中古戸建が高く売れているわけではありません。

中古戸建は、建物状態や土地条件によって評価が大きく変わります。

新規登録価格の動き

2026年5月の千葉県中古戸建の新規登録件数は1,354件で、前年比3.3%減です。

新規登録価格は2,860万円で、前年比7.6%増です。

千葉県の新規登録物件の平均土地面積は247.72㎡、平均建物面積は110.07㎡、平均築年数は29.01年です。

新規登録価格は、新たに売り出された物件の価格です。

売主側の希望価格や、市場の期待感が反映されやすい数字です。

千葉県では、新規登録件数は前年比で減っている一方、登録価格は上昇しています。

ただし、新規登録価格は「その価格で売れた」という意味ではありません。

売却や購入を考える際は、成約価格と分けて見ることが大切です。

在庫価格の動き

2026年5月の千葉県中古戸建の在庫件数は5,284件で、前年比0.7%減です。

在庫価格は2,796万円で、前年比0.3%増です。

千葉県の在庫物件の平均土地面積は273.20㎡、平均建物面積は111.31㎡、平均築年数は28.49年です。

在庫価格は、月末時点で市場に残っている物件の価格です。

千葉県の中古戸建では、在庫価格は前年比でほぼ横ばいに近い動きです。

一方で、成約価格と新規登録価格は前年比で上昇しています。

このように、成約・新規登録・在庫では、価格の動きが異なります。

売主は、在庫価格だけを見て売出価格を決めるのではなく、実際に成約した近隣事例を確認することが重要です。

千葉県は土地面積が広めに出やすい

2026年5月の中古戸建成約データを見ると、千葉県の平均土地面積は190.55㎡です。

東京都は115.18㎡、埼玉県は157.74㎡、神奈川県は155.38㎡です。

平均値で見ると、千葉県の中古戸建は、東京都・埼玉県・神奈川県と比べて土地面積が広めに出ています。

ただし、土地が広ければ必ず良いというわけではありません。

庭や駐車場が広いことは魅力になる一方、草木の管理、外構、排水、擁壁、境界、除草などの維持管理も必要です。

また、土地面積が広くても、道路付けや高低差、建物配置、再建築のしやすさによって評価は変わります。

中古戸建は築年数・建物状態で価格が大きく変わる

中古戸建は、築年数だけで判断できません。

築年数が古くても、適切にメンテナンスされている物件や、耐震補強・リフォームが行われている物件もあります。

一方、築年数が比較的新しくても、雨漏り、シロアリ、外壁・屋根の劣化、給排水管の不具合などがある場合は注意が必要です。

中古戸建を購入する場合は、建物の状態、耐震性、リフォーム履歴、設備の状態、道路、ライフラインを確認しましょう。

売却する場合も、建物状態が査定に大きく影響します。

千葉県の新築戸建市場を見る

次に、千葉県の新築戸建市場を見ていきます。

新築戸建は、中古戸建と違い、建物の築年数や劣化リスクは少ない一方、分譲会社、建物仕様、完成時期、保証、外構、仲介手数料無料の対象可否などを確認する必要があります。

成約件数・成約価格の動き

2026年5月の千葉県新築戸建の成約件数は249件で、前年比19.1%増です。

成約価格は3,928万円で、前年比2.6%増です。

千葉県の新築戸建成約物件の平均土地面積は126.11㎡、平均建物面積は98.69㎡です。

東京都の新築戸建成約価格は6,240万円、神奈川県は4,699万円、埼玉県は3,862万円です。

千葉県の新築戸建成約価格は、東京都や神奈川県より低く、埼玉県と近い水準です。

ただし、千葉県内でも、東京通勤圏と市原市・内房・外房エリアでは価格帯や供給状況が異なります。

新規登録件数・登録価格の動き

2026年5月の千葉県新築戸建の新規登録件数は813件で、前年比18.7%増です。

新規登録価格は4,141万円で、前年比2.0%減です。

千葉県の新規登録物件の平均土地面積は131.90㎡、平均建物面積は98.72㎡です。

新規登録件数が増えている一方、登録価格は前年比で下がっています。

これは、同じ新築戸建でも、エリアや価格帯、分譲規模、駅距離などによって供給内容が変わっている可能性があります。

新規登録価格だけを見て、市場全体が安くなっていると断定するのではなく、成約価格や在庫価格とあわせて見る必要があります。

在庫件数・在庫価格の動き

2026年5月の千葉県新築戸建の在庫件数は2,426件で、前年比5.1%増です。

在庫価格は4,158万円で、前年比2.2%増です。

千葉県の在庫物件の平均土地面積は134.06㎡、平均建物面積は99.96㎡です。

在庫件数が増えているということは、市場に残っている新築戸建が前年より増えていることを示します。

一方、在庫価格も前年比で上昇しています。

ただし、在庫は「まだ成約していない物件」でもあります。

在庫価格の上昇を、そのまま成約価格の上昇と考えるのではなく、実際に成約した物件の価格と比較することが大切です。

新築戸建は供給件数と在庫のバランスを見る

新築戸建市場では、新規登録件数と在庫件数のバランスを見ることが重要です。

千葉県では、2026年5月の新規登録件数が前年比18.7%増、在庫件数が前年比5.1%増です。

新たに供給される物件も増え、市場に残っている物件も増えています。

このような場合、エリアや価格帯によって、売れ行きに差が出る可能性があります。

駅近や生活利便性の高い物件は早く成約しやすい一方、価格設定や立地条件によっては在庫として残ることもあります。

購入する側は、選択肢があるからこそ、価格だけでなく、建物仕様、道路、駐車場、ハザードマップ、周辺環境を丁寧に比較しましょう。

仲介手数料無料の対象になるか確認する

新築戸建は、物件によって買主様の仲介手数料を無料でご案内できる場合があります。

売主様から不動産会社へ仲介手数料が支払われる物件であれば、買主様の仲介手数料を無料にできるケースがあるためです。

SUUMO・アットホーム・HOME’Sなどで気になる新築戸建を見つけた場合でも、当社で取り扱い可能な場合があります。

物件URLをお送りいただければ、仲介手数料無料の対象になるか、諸費用の目安も含めて確認できます。

ただし、仲介手数料無料かどうかだけで判断するのではなく、物件調査、現地確認、役所調査、売買契約書・重要事項説明書の内容確認、住宅ローン、決済までの流れも大切です。

東京都・埼玉県・神奈川県と比較する

千葉県の戸建市場を理解するには、東京都・埼玉県・神奈川県との比較も役立ちます。

同じ首都圏でも、価格水準、土地面積、建物面積、エリア特性は大きく異なります。

東京都は新築戸建・中古戸建とも価格水準が高い

東京都は、新築戸建・中古戸建ともに価格水準が高くなっています。

2026年5月の中古戸建成約価格は、東京都6,193万円、千葉県2,704万円です。

新築戸建成約価格は、東京都6,240万円、千葉県3,928万円です。

同じ首都圏でも、東京都と千葉県では価格帯が大きく異なります。

そのため、東京都の価格上昇を、千葉県内全域にそのまま当てはめるのは注意が必要です。

神奈川県は東京に次ぐ価格帯になりやすい

神奈川県の中古戸建成約価格は4,433万円、新築戸建成約価格は4,699万円です。

東京都よりは低いものの、千葉県・埼玉県より高めの水準です。

神奈川県には横浜市・川崎市など、東京都心へのアクセスが良いエリアが含まれるため、価格水準が高くなりやすい傾向があります。

千葉県と神奈川県を比較する場合は、平均価格だけでなく、通勤先、沿線、土地面積、建物面積、生活圏を含めて見る必要があります。

埼玉県と千葉県は価格帯が近いが土地面積に違いが出る

埼玉県と千葉県は、戸建価格の水準が比較的近いエリアです。

中古戸建の成約価格は、埼玉県2,770万円、千葉県2,704万円です。

新築戸建の成約価格は、埼玉県3,862万円、千葉県3,928万円です。

価格帯は近いものの、土地面積には違いが見られます。

中古戸建の成約データでは、千葉県の土地面積は190.55㎡、埼玉県は157.74㎡です。

新築戸建の成約データでは、千葉県の土地面積は126.11㎡、埼玉県は121.23㎡です。

平均値で見ると、中古戸建では千葉県の方が土地面積が広めに出ています。

ただし、土地面積が広いことが必ず良いとは限りません。

道路付け、造成、駐車場、庭、維持管理、ハザードマップも確認する必要があります。

千葉県は価格と土地面積のバランスを見やすい

千葉県の戸建市場は、東京都と比べると価格水準を抑えやすく、土地面積も比較的確保しやすい傾向があります。

特に市原市・内房・外房エリアでは、駅近マンションよりも、駐車場付きの戸建や土地付き住宅を重視する方も多くいます。

一方で、千葉市や湾岸エリア、東京通勤圏では、駅距離や通勤利便性が価格に大きく影響します。

千葉県内でも、どのエリアで探すかによって、戸建市場の見方は変わります。

首都圏平均を千葉県全域に当てはめない

首都圏平均は、東京都や神奈川県の価格水準の影響を受けます。

そのため、首都圏平均をそのまま千葉県内の購入判断や売却査定に使うと、実感とズレることがあります。

戸建の場合は特に、土地面積、建物面積、築年数、道路、駐車場、リフォーム履歴などの個別性が大きくなります。

千葉県で戸建を購入・売却する場合は、首都圏平均ではなく、近隣の成約事例や同じ条件の物件を確認することが大切です。

新築戸建を購入する人が確認したいこと

新築戸建は、建物が新しいため安心感があります。

ただし、価格だけで判断せず、諸費用、建物仕様、道路、ライフライン、住宅ローン、契約条件を確認することが大切です。

物件価格だけでなく諸費用総額を見る

新築戸建を購入する際は、物件価格だけでなく、諸費用を含めた総額を確認しましょう。

主な諸費用には、仲介手数料、登記費用、住宅ローン関係費用、火災保険料、固定資産税等の精算金、場合によっては表示登記費用や追加工事費などがあります。

同じ価格の物件でも、諸費用を含めた総額では差が出ることがあります。

住宅ローンを組む場合は、毎月返済額だけでなく、諸費用を含めた資金計画を確認しましょう。

仲介手数料無料の対象か確認する

新築戸建は、物件によって買主様の仲介手数料を無料でご案内できる場合があります。

売主様から不動産会社へ仲介手数料が支払われる物件であれば、買主様の仲介手数料を無料にできるケースがあるためです。

仲介手数料が無料になると、購入時の諸費用を大きく抑えられる場合があります。

SUUMO・アットホーム・HOME’Sなどで気になる新築戸建を見つけた場合は、物件URLを送って、仲介手数料無料の対象になるか確認してみるとよいでしょう。

建物仕様・保証・完成時期を確認する

新築戸建では、建物仕様や保証内容も確認しましょう。

同じ新築戸建でも、断熱性能、設備仕様、外壁材、屋根材、窓、給湯器、キッチン、浴室、収納、耐震性などに違いがあります。

また、完成済物件か、建築中か、未完成物件かによって、確認できる内容や引渡し時期も異なります。

保証内容、アフターサービス、住宅性能評価の有無なども確認しておくと安心です。

道路・駐車場・ライフラインを確認する

戸建住宅では、道路との関係が非常に重要です。

前面道路の幅員、接道状況、私道負担、セットバックの有無、車の出入り、駐車場の使いやすさを確認しましょう。

また、上下水道、ガス、電気などのライフラインの引込み状況も大切です。

新築戸建であっても、道路やライフラインの条件は物件ごとに異なります。

現地確認と役所調査を通じて、購入前に確認することが大切です。

ハザードマップ・地盤・周辺環境を見る

千葉県で戸建を購入する場合、ハザードマップや地盤、周辺環境も確認しましょう。

洪水、内水、高潮、津波、土砂災害、液状化など、エリアによって確認すべき災害リスクは異なります。

また、通学路、買い物施設、病院、駅、バス停、交通量、騒音、日当たりなども生活に関わります。

価格や間取りだけでなく、住み始めた後の暮らしやすさを確認することが重要です。

中古戸建を購入する人が確認したいこと

中古戸建は、価格を抑えやすい一方で、建物状態や修繕リスクを確認する必要があります。

築年数だけでなく、建物の中身を見ることが大切です。

築年数だけで判断しない

中古戸建では、築年数が重要な目安になります。

ただし、築年数だけで物件の良し悪しを判断することはできません。

築年数が古くても、定期的にメンテナンスされている物件や、屋根・外壁・水回り・耐震補強などのリフォームが行われている物件もあります。

反対に、築年数が比較的新しくても、雨漏りや設備不良がある場合もあります。

購入前には、建物状態を丁寧に確認しましょう。

耐震性・雨漏り・シロアリを確認する

中古戸建で特に確認したいのが、耐震性、雨漏り、シロアリです。

耐震基準は、建築時期によって考え方が異なります。

旧耐震、新耐震、2000年基準などの違いを確認し、必要に応じて耐震診断や補強履歴を確認しましょう。

雨漏りやシロアリは、見た目だけでは分からないこともあります。

天井のシミ、床の沈み、外壁のひび、基礎の状態、床下、屋根、バルコニー、サッシまわりなどを確認することが大切です。

リフォーム履歴・設備状態を見る

中古戸建では、リフォーム履歴も重要です。

キッチン、浴室、洗面台、トイレ、給湯器、外壁、屋根、床、壁紙など、いつどのような工事が行われたか確認しましょう。

リフォーム済やリノベーション済と表示されていても、工事内容は物件によって異なります。

表面的な内装だけなのか、給排水管や外壁・屋根まで手を入れているのかで、購入後の安心感は変わります。

設備の保証や交換時期も確認しておきたいポイントです。

道路・境界・越境を確認する

中古戸建では、道路や境界も重要です。

前面道路が建築基準法上の道路か、接道義務を満たしているか、再建築できるかを確認する必要があります。

また、境界標の有無、隣地との越境、ブロック塀、フェンス、雨どい、樹木、配管なども確認しましょう。

道路や境界に問題があると、将来の建替えや売却に影響することがあります。

購入前に不動産会社へ確認し、必要に応じて専門家の確認も検討しましょう。

将来の修繕費も含めて考える

中古戸建を購入する場合、購入価格だけでなく、将来の修繕費も考える必要があります。

屋根、外壁、給湯器、水回り、床下、シロアリ対策、外構、排水設備など、戸建は所有者が自分で維持管理する部分が多くあります。

購入時の価格が安くても、数年以内に大きな修繕費がかかる可能性があります。

住宅ローンの返済だけでなく、将来のメンテナンス費用も見込んで資金計画を立てましょう。

戸建を売却する人が確認したいこと

千葉県で戸建を売却する場合、首都圏平均や東京都の価格動向だけを見て価格設定するのは危険です。

戸建は個別性が大きいため、近隣の成約事例と物件ごとの状態を確認することが大切です。

首都圏平均ではなく近隣成約事例を見る

売却査定では、首都圏平均ではなく、近隣の成約事例を重視します。

同じ千葉県内でも、千葉市、船橋市、市川市、松戸市、柏市、市原市では市場が異なります。

同じ市内でも、駅距離、土地面積、建物面積、築年数、道路付け、駐車場、建物状態によって価格は変わります。

首都圏全体の価格が上がっているからといって、自分の戸建も同じように高く売れるとは限りません。

中古戸建は建物状態で評価が変わる

中古戸建の売却価格は、建物状態に大きく左右されます。

雨漏り、シロアリ、外壁・屋根の劣化、設備の故障、傾き、基礎のひび、給排水管の劣化などがある場合、価格に影響する可能性があります。

一方、適切なリフォーム履歴やメンテナンス履歴がある場合は、買主に安心感を与えやすくなります。

売却前には、建物の状態を整理し、買主に説明できるようにしておくことが大切です。

土地面積が広くても管理負担も確認される

千葉県の中古戸建は、平均値で見ると土地面積が広めに出やすい傾向があります。

土地が広いことは、駐車場、庭、家庭菜園、ゆとりある配置などの魅力につながります。

ただし、買主は管理負担も確認します。

草木の管理、庭の手入れ、外構、擁壁、排水、境界、道路との高低差などです。

土地面積が広い場合は、魅力だけでなく、管理のしやすさも含めて整理しておくとよいでしょう。

売出価格と成約価格を分けて考える

売却では、売出価格と成約価格を分けて考える必要があります。

売出価格は、売主が市場に出す価格です。

成約価格は、実際に売買が成立した価格です。

新規登録価格や在庫価格が上がっていても、その価格で成約しているとは限りません。

売却価格を決める際は、実際に成約した近隣事例を確認することが重要です。

手取り額と仲介手数料も確認する

売却では、売却価格だけでなく、手取り額を確認することが大切です。

売却時には、仲介手数料、抵当権抹消費用、測量費、解体費、残置物処分費、引越し費用、場合によっては税金などが関係します。

辰巳地所では、売却時の仲介手数料を相場の半額を基本にご相談いただけます。

ただし、物件価格や取引条件によって個別確認が必要です。

売却価格だけでなく、手元にいくら残るのかを確認しながら進めましょう。

データを見るときの注意点

市場データは参考になりますが、個別物件の価格をそのまま決めるものではありません。

特に戸建は、マンション以上に個別性が大きいため、平均値の読み方には注意が必要です。

平均価格は個別物件の価格ではない

平均価格は、複数の物件を集計した結果です。

個別の戸建価格は、土地面積、建物面積、築年数、駅距離、道路、駐車場、建物状態、リフォーム履歴、ライフライン、ハザードマップなどによって変わります。

平均価格より高いから割高、平均価格より安いから割安、と単純に判断するのは避けましょう。

新築戸建と中古戸建を同じ基準で見ない

新築戸建と中古戸建は、同じ「戸建」でも見方が違います。

新築戸建は、建物仕様、保証、完成時期、分譲会社、外構、仲介手数料無料の対象可否を確認します。

中古戸建は、築年数、建物状態、耐震性、雨漏り、シロアリ、リフォーム履歴、道路、境界、ライフラインを確認します。

新築戸建と中古戸建の平均価格を単純に比較するのではなく、それぞれの特徴を分けて見ることが大切です。

成約価格・新規登録価格・在庫価格は意味が違う

成約価格は、実際に売買が成立した価格です。

新規登録価格は、新たに売り出された物件の価格です。

在庫価格は、市場に残っている物件の価格です。

売却査定では、成約価格を特に重視します。

購入検討では、売出価格だけでなく、周辺の成約価格も確認することが大切です。

システム改修に関する注記を踏まえる

今回の資料には、2025年1月以降のシステム改修により、成約件数に影響を与えている可能性があるとの注記があります。

そのため、成約件数の前年比だけを見て、市場の強弱を断定しないことが大切です。

価格、在庫、登録件数、土地面積、建物面積、築年数、エリア特性、個別物件の条件をあわせて確認しましょう。

最終的には個別査定・個別確認が必要

市場データは、全体の傾向を知るために役立ちます。

しかし、実際の売却価格や購入判断は、個別物件ごとに確認する必要があります。

売却の場合は、近隣成約事例、現在の競合物件、建物状態、道路条件、土地面積、建物面積、売却時期を総合的に見て査定します。

購入の場合は、価格だけでなく、諸費用、住宅ローン、建物状態、修繕リスク、道路、ライフライン、ハザードマップまで含めて判断しましょう。

次回予告|第3回は土地市場を解説

今回は、新築戸建・中古戸建市場を中心に見てきました。

次回は、土地市場を取り上げます。

土地は100〜200㎡の集計として見る

資料の土地レポートは、「土地(面積100〜200㎡)」の集計です。

そのため、広大地や狭小地、市街化調整区域の土地、農地、未造成地などの個別判断とは分けて見る必要があります。

道路・用途地域・上下水道で価格が大きく変わる

土地は、面積だけで価格が決まるわけではありません。

道路付け、用途地域、建ぺい率・容積率、上下水道、造成状況、高低差、ハザードマップ、建築条件などによって価格が大きく変わります。

市原市・千葉市・内房外房の土地売却にも関係する

辰巳地所では、市原市・千葉市を中心に、内房・外房エリアの売却相談にも対応しています。

土地市場は、地域性が特に強い分野です。

第3回では、千葉県の土地市場を、東京都・埼玉県・神奈川県と比較しながら、購入・売却の注意点を整理します。

千葉県の中古マンション市場はどう動いている?東京都・埼玉県・神奈川県と2026年5月データで比較
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よくある質問

千葉県の新築戸建価格は上がっていますか?

2026年5月のデータでは、千葉県の新築戸建成約価格は3,928万円で、前年比2.6%増です。

在庫価格も4,158万円で、前年比2.2%増となっています。

一方、新規登録価格は4,141万円で、前年比2.0%減です。

そのため、「新築戸建価格が一方的に上がっている」と単純に見るのではなく、成約価格、新規登録価格、在庫価格を分けて確認することが大切です。

千葉県の中古戸建価格は上がっていますか?

2026年5月の千葉県中古戸建の成約価格は2,704万円で、前年比8.1%増です。

新規登録価格は2,860万円で、前年比7.6%増です。

在庫価格は2,796万円で、前年比0.3%増です。

成約価格と新規登録価格は上昇していますが、在庫価格はほぼ横ばいに近い動きです。

中古戸建は建物状態や道路条件で価格が大きく変わるため、平均価格だけで判断しないことが大切です。

東京都より千葉県の戸建は買いやすいですか?

平均価格だけを見ると、千葉県の戸建は東京都より価格水準を抑えやすい傾向があります。

2026年5月の中古戸建成約価格は、東京都6,193万円、千葉県2,704万円です。

新築戸建成約価格は、東京都6,240万円、千葉県3,928万円です。

ただし、買いやすいかどうかは、通勤先、駅距離、土地面積、建物面積、築年数、建物状態、住宅ローン、諸費用総額によって変わります。

千葉県と埼玉県の戸建市場は似ていますか?

価格帯だけを見ると、千葉県と埼玉県は比較的近い部分があります。

2026年5月の中古戸建成約価格は、千葉県2,704万円、埼玉県2,770万円です。

新築戸建成約価格は、千葉県3,928万円、埼玉県3,862万円です。

ただし、鉄道路線、通勤先、土地面積、生活圏、エリア特性が異なるため、単純に同じ市場とは言えません。

新築戸建は仲介手数料無料で買えますか?

物件によっては、買主様の仲介手数料を無料でご案内できる場合があります。

売主様から不動産会社へ仲介手数料が支払われる新築戸建であれば、買主様の仲介手数料を無料にできるケースがあります。

SUUMO・アットホーム・HOME’Sなどで気になる新築戸建を見つけた場合は、物件URLをお送りいただければ、無料対象か確認できます。

中古戸建は何を確認すべきですか?

中古戸建では、築年数だけでなく、建物状態を確認することが重要です。

耐震性、雨漏り、シロアリ、基礎、屋根、外壁、給排水管、設備状態、リフォーム履歴を確認しましょう。

また、道路、接道、再建築可否、境界、越境、ライフライン、ハザードマップも重要です。

購入後の修繕費も含めて資金計画を立てることが大切です。

戸建の売却査定では何を見ますか?

戸建の売却査定では、近隣成約事例、土地面積、建物面積、築年数、建物状態、道路付け、駐車場、リフォーム履歴、ライフライン、境界、周辺環境などを確認します。

中古戸建では、建物状態が査定に大きく影響します。

また、売却時には仲介手数料、抵当権抹消費用、測量費、解体費、残置物処分費なども含めて、手取り額を確認することが大切です。

首都圏平均を千葉県の査定に使ってよいですか?

首都圏平均は参考になりますが、千葉県内の個別物件査定にそのまま使うのは適切ではありません。

首都圏平均は東京都や神奈川県の価格水準の影響を受けるため、千葉県の実感とズレることがあります。

売却査定では、同じ市区町村、同じ沿線、同じ駅距離、同じ土地面積・建物面積、同じ築年数、同じ道路条件の成約事例を確認することが重要です。

まとめ

東日本不動産流通機構「Market Watch 2026年5月度」を見ると、千葉県の戸建市場は、東京都とは大きく異なる価格水準にあります。

2026年5月の千葉県中古戸建の成約件数は376件、前年比1.9%増です。

成約価格は2,704万円で、前年比8.1%増となっています。

新規登録価格は2,860万円で前年比7.6%増、在庫価格は2,796万円で前年比0.3%増です。

中古戸建では、成約価格と新規登録価格が上昇している一方、在庫価格はほぼ横ばいに近い動きです。

また、千葉県の中古戸建は、平均土地面積190.55㎡と、東京都・埼玉県・神奈川県と比べて広めに出ています。

ただし、土地が広いから必ず良いというわけではなく、道路、境界、造成、管理負担、建物状態を確認する必要があります。

新築戸建では、2026年5月の千葉県成約件数が249件、前年比19.1%増です。

成約価格は3,928万円で、前年比2.6%増です。

新規登録件数は813件で前年比18.7%増、登録価格は4,141万円で前年比2.0%減、在庫件数は2,426件で前年比5.1%増、在庫価格は4,158万円で前年比2.2%増です。

新築戸建では、成約・新規登録・在庫で価格の動きが異なるため、平均価格だけで判断しないことが大切です。

千葉県の戸建市場は、東京都より価格水準を抑えやすく、土地面積も比較的確保しやすい傾向があります。

ただし、戸建はマンション以上に個別性が大きく、平均価格だけでは判断できません。

新築戸建では、仲介手数料無料の対象可否、建物仕様、保証、道路、ライフライン、諸費用総額を確認しましょう。

中古戸建では、建物状態、耐震性、雨漏り、シロアリ、リフォーム履歴、道路、境界、将来の修繕費を確認することが重要です。

売却する場合は、首都圏平均ではなく、近隣の成約事例を重視しましょう。

同じ千葉県内でも、千葉市、船橋市、市川市、松戸市、柏市、市原市、内房、外房では市場が異なります。

戸建市場のデータは、購入・売却の判断材料として役立ちます。

ただし、最終的には、エリア、土地面積、建物面積、築年数、道路条件、建物状態、周辺成約事例を踏まえて、個別に確認することが大切です。

参考情報

確認日:2026年6月11日

  • 公益財団法人東日本不動産流通機構「Market Watch 2026年5月度」
  • 公益財団法人東日本不動産流通機構「月例速報 Market Watch」
  • 公益財団法人東日本不動産流通機構「レインズとは」
  • 国土交通省「不動産取引に関するお知らせ」
  • 国土交通省「不動産価格指数」
  • 国土交通省「不動産情報ライブラリ」

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戸建市場の平均データは参考になりますが、実際の購入判断・売却価格は、エリア、駅距離、土地面積、建物面積、築年数、建物状態、道路、ライフライン、リフォーム内容、周辺の成約事例によって変わります。

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