市原市の市営水道料金が20%減免|対象期間・対象区域・住まい探しで確認したいこと
物価高騰の影響で、食料品、電気代、ガス代、ガソリン代など、日々の支出がじわじわ増えています。
家計を見直そうと思っても、毎日の生活に必要なものはなかなか減らせません。水道もそのひとつです。
市原市では、こうした物価高騰への支援として、市営水道の水道料金を一定期間20%減免します。
今回の減免は、市原市の市営水道を利用している方のうち、主に一般家庭で使われている口径13mm・20mm・25mmの水道料金が対象です。
基本料金と従量料金のどちらも20%減免されます。
一方で、市原市内のすべての地域が市営水道ではありません。
辰巳台、八幡、五井、ちはら台など、市原市内でも県営水道の区域に含まれる地域があります。
そのため、「市原市に住んでいるから、全員が市原市営水道の減免対象」とは限りません。
この記事では、市原市の市営水道料金減免の内容、対象期間、検針月、市営水道と県営水道の違い、住宅購入前に確認したい水道・下水道のポイントを紹介します。
市原市の市営水道料金が20%減免されます
市原市では、物価高騰に伴う家庭などの負担を軽くするため、市営水道の水道料金を20%減免します。
水道料金は、毎月の生活費の中では目立ちにくい費用かもしれません。
ただ、洗濯、入浴、料理、トイレ、掃除、庭の水まきなど、水は毎日の暮らしに欠かせません。
特に夏場は、シャワーの回数が増えたり、洗濯物が増えたり、子どもの水遊びや庭の管理で水を使う機会が多くなります。
そうした時期に水道料金の一部が減免されることは、家計にとって身近な支援といえるでしょう。
ただし、今回の制度は「水道料金が無料になる」というものではありません。
対象となる水道料金のうち、20%が減免される仕組みです。
対象は市営水道給水区域の口径13mm・20mm・25mm
今回の市原市の水道料金減免は、市営水道給水区域内で、主に一般家庭で使われている口径13mm・20mm・25mmの水道料金が対象です。
水道メーターの口径は、住宅の規模や使い方によって異なります。
一般的な戸建住宅や集合住宅の住戸では、13mm・20mm・25mmが使われることが多いですが、店舗や事業所、大きな施設では別の口径になっている場合もあります。
水道メーターの口径は、検針票や水道使用に関する書類で確認できることがあります。
普段はあまり意識しない部分ですが、住宅購入の場面では意外と大切です。
たとえば、古い戸建では水道メーターの口径が小さいことがあります。
将来、建て替えや二世帯住宅、設備の増設を考える場合、現在の口径で足りるのか、引込管の状況はどうかを確認することがあります。
水道料金の減免をきっかけに、普段使っている水道がどのような契約になっているのか見てみるのもよいでしょう。
基本料金と従量料金が20%減免されます
今回の減免では、水道料金の基本料金と従量料金が20%減免されます。
基本料金は、水を使った量にかかわらず発生する料金です。
従量料金は、使った水の量に応じてかかる料金です。
毎月の水道料金は、この基本料金と従量料金をもとに計算されます。
今回の制度では、対象となる方の検針票に減免後の料金が記載されます。
利用者が自分で申請してから減免を受けるというより、対象となる料金に対して減免後の金額が表示される形です。
ただし、ここで気をつけたいのが下水道料金です。
下水道料金は減免対象外です
今回の市原市の水道料金減免では、下水道料金は対象外です。
水道料金と下水道料金は、同じ請求の中で扱われることがあります。
そのため、請求額全体が20%下がるように感じる方もいるかもしれません。
しかし、減免の対象は水道料金です。
下水道料金は対象に含まれていません。
水道料金は、家庭に水を届けるための費用です。
下水道料金は、家庭で使った水を下水道へ流し、処理するための費用です。
似ているようで、役割が違います。
住宅購入を考えるときも、この違いは大切です。
市原市内には、公共下水道が整備されている地域もあれば、浄化槽を使う地域もあります。
公共下水道なのか、浄化槽なのかによって、毎月の費用や維持管理の内容が変わります。
物件を見るときは、建物や間取りだけでなく、排水の仕組みも確認したいところです。
対象期間は令和8年8月検針分から11月検針分まで

出典:市原市 公式サイト
市原市の市営水道料金減免の対象期間は、4か月間です。
対象となるのは、令和8年8月検針分から11月検針分までです。
水道の検針は、毎月ではなく2か月ごとに行われます。
請求は、検針の翌月です。
そのため、対象となる検針月と、実際に請求される月には少しずれがあります。
家計簿や口座引き落としで水道料金を見ている方は、「いつの分が対象になるのか」が分かりにくいかもしれません。
市原市の案内では、偶数月検針の方と奇数月検針の方で、対象となる検針月が分かれています。
偶数月検針と奇数月検針で対象月が変わります
水道の検針月は、住んでいる地域によって異なります。
今回の市原市営水道の減免では、偶数月検針の方は令和8年8月と10月の検針分、奇数月検針の方は令和8年9月と11月の検針分が対象です。
| 検針区分 | 対象となる検針分 |
|---|---|
| 偶数月検針の方 | 令和8年8月・10月検針分 |
| 奇数月検針の方 | 令和8年9月・11月検針分 |
どちらの場合も、対象は4か月分です。
普段は検針票をあまり見ない方も、この機会に使用水量や料金の内訳を確認してみると、生活費の見え方が変わるかもしれません。
水の使用量は、世帯人数、洗濯回数、入浴の仕方、庭や外構の水まきなどで変わります。
戸建住宅では、外水栓を使う機会があるかどうかでも水量が変わります。
小さなことですが、住まい方によって毎月の水道料金は少しずつ違ってきます。
市原市内でも水道事業者が異なります

※出典:市原市 公式サイト
今回の記事で特に注意したいのは、市原市内でも水道事業者が異なることです。
市原市には、市営水道区域だけでなく、千葉県営水道の区域や、長生郡市広域市町村圏組合水道部の給水区域があります。
同じ市原市内でも、水道事業者が違えば、料金体系、問い合わせ先、減免の対象期間などが異なる場合があります。
たとえば、辰巳台西、辰巳台東、八幡、五井、ちはら台西、ちはら台東、ちはら台南など、市原市内の多くの町名が千葉県営水道区域に含まれています。
一方で、市原市営水道の区域もあります。
さらに、一部の地域では長生郡市広域市町村圏組合水道部の給水区域となる場合があります。
「市原市の水道料金減免」と聞くと、市原市内なら同じ制度だと思いやすいところです。
実際には、住んでいる場所によって確認先が変わることがあります。
今住んでいる方は、検針票や請求書を見ると、水道事業者を確認しやすいでしょう。
これから住まいを探す方は、物件ごとに水道事業者を確認することが大切です。
県営水道区域の場合は千葉県営水道の案内を確認
県営水道区域に住んでいる方は、千葉県営水道の案内を確認する必要があります。
千葉県営水道では、主に一般家庭で使われる口径13mm・20mm・25mmの水道料金について、令和8年7月から10月検針分まで20%減免すると案内されています。
市原市営水道は、令和8年8月から11月検針分が対象です。
減免率は同じ20%でも、対象期間が異なります。
そのため、まずは自宅や検討中の物件が、どの水道事業者の区域にあるのかを見ておきたいところです。
辰巳台、八幡、五井、ちはら台などは、市原市内の住宅購入で候補になりやすい地域です。
こうした地域では、県営水道区域に該当する場合があります。
「市原市の情報だけ見ればよい」と思い込まず、実際の給水区域を確認することが大切です。
住宅購入前に確認したい水道・下水道のポイント
水道料金の減免は、今の暮らしに関わる身近な話題です。
一方で、これから住宅購入を考える方にとっては、水道・下水道そのものの状況も大切です。
戸建や土地を検討するときは、次のような点を確認したいところです。
- 水道事業者がどこか
- 水道メーターの口径
- 前面道路に水道管が入っているか
- 敷地内への引込管があるか
- 引込管の口径や材質
- 公共下水道か浄化槽か
- 下水道へ接続されているか
- 浄化槽の場合、維持管理が必要か
- 古い配管の更新が必要か
- 建て替え時に負担金や工事費が発生する可能性があるか
中古戸建では、建物の見た目がきれいでも、配管の状態までは内見だけで分かりにくいことがあります。
リフォーム済みの物件でも、水回り設備だけが新しく、地中の配管や引込管は古いままというケースもあります。
土地の場合は、前面道路の配管状況や敷地内への引込の有無が大切です。
水道管が前面道路にあっても、敷地内に引込がない場合や、建築計画に合う口径ではない場合、工事費用がかかることがあります。
公共下水道が整備されていない地域では、浄化槽を使うことがあります。
浄化槽は、保守点検、清掃、法定検査などの維持管理が必要です。
市原市はエリアが広く、臨海部の市街地、駅周辺の住宅地、郊外の住宅地、内陸部の集落など、地域によってインフラの状況が変わります。
購入前には、物件価格や間取りだけでなく、ライフラインもあわせて見ておきたいところです。
公共料金は、住宅ローン以外の毎月の支出にも関わります
住まい探しでは、どうしても物件価格や住宅ローンの返済額に目が向きます。
もちろん、毎月の返済額はとても大切です。
ただ、実際に暮らし始めると、住宅ローン以外にもさまざまな費用がかかります。
水道、電気、ガス、下水道、浄化槽、インターネット、火災保険、固定資産税などです。
水道料金の減免は、家計にとってありがたい支援です。
ただし、一定期間の支援であり、ずっと続くものではありません。
住宅購入を考えるときは、一時的な軽減策だけでなく、通常時の生活費も見ておくと安心です。
市原市内でも、都市ガスの地域とプロパンガスの地域があります。
公共下水道の地域もあれば、浄化槽の地域もあります。
水道事業者も地域によって異なります。
こうした違いは、毎月の支出や維持管理に関わります。
同じ価格帯の物件でも、ライフラインの条件によって、暮らし始めてからの費用感が変わることがあります。
まとめ|水道料金減免は対象区域と検針月を確認しましょう
市原市では、市営水道料金の20%減免が実施されます。
対象は、市営水道給水区域内で、主に一般家庭で使われている口径13mm・20mm・25mmの水道料金です。
基本料金と従量料金が20%減免され、検針票には減免後の料金が記載されます。
下水道料金は減免対象外です。
対象期間は、令和8年8月検針分から11月検針分までの4か月間です。
偶数月検針の方は8月と10月、奇数月検針の方は9月と11月の検針分が対象になります。
市原市内には、市営水道区域のほか、県営水道区域や長生郡市広域市町村圏組合水道部の給水区域があります。
そのため、自宅や検討中の物件がどの水道事業者の区域にあるのかを確認することが大切です。
住宅購入を考える場合も、水道・下水道・浄化槽・引込管などは、暮らし始めてからの費用や維持管理に関わります。
物件価格や間取りだけでなく、生活インフラまで含めて見ておくと、実際の暮らしをイメージしやすくなります。
参考情報
確認日:2026年6月20日
- 市原市「市営水道の水道料金減免について」
- 市原市「県営水道・長生郡市給水区域」
- 市原市「市原市の水道」
- 市原市「水道事業概要」
- 市原市「市営水道の料金改定について」
- 市原市「上下水道料金の支払方法」
- 市原市「下水道使用料について」
- 千葉県「水道料金減免の支援について」
- 千葉県「千葉県水道料金減免支援特別交付金を活用した減免の実施状況」
- 千葉県営水道「物価高騰対策『水道料金の減免について』」
- 千葉県「県内市町村別の水道の給水区域・問合せ先一覧」
- 長生郡市広域市町村圏組合水道部
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